雛人形約300体が華やかに。横町町家の「八女ぼんぼり祭り」開催中

 八女市のひな祭りイベント「雛の里 八女ぼんぼり祭り」が2月14日(日)~3月14日(日)まで開催中。八女市福島地区の中心にある「八女市横町町家交流館」には、例年同様、300体の雛人形がずらりと並びます。コロナ禍での重苦しい雰囲気を吹き飛ばしてくれるほどの華やかさですよ。

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見ごたえのある「雛の里 八女ぼんぼり祭り」

出典:八女市横町町家交流館

 コロナ感染症対策の緊急事態宣言で、外出が難しい日が続いています。季節を彩るイベントも次々と延期や中止が相次いでいますが、八女市ではひな祭りイベント「雛の里 八女ぼんぼり祭り」が開催されています。今年は2月14日(日)~3月14日(日)の期間です。横町町家のお雛様は3月末日まで飾っているので、ゆっくり訪ねられますね。

出典:八女市横町町家交流館

雛人形のふるさと・八女。福島八幡宮では雛衣装で結婚式

 女児の健やかな成長と幸せを祈る早春の祭り「お雛さま」は江戸中期、町人文化の繁栄とともに庶民の間に広がり、日本の伝統的な行事の一つとして定着しました。八女は、雛人形を作る生産地であり、「ふるさと」です。伝統的建造物群保存地区に指定されている白壁の町並みや同市中心部の商店街を中心に江戸や明治時代の人形をはじめ現代のお雛さまを飾っています。また、2月27日(土)、28日(日)、3月6日(土)、7日(日)、14日(日)の午前10時からは、「福島八幡宮での結婚式」が行われます。お雛様の衣装を着た男女の婚礼の儀式の後、神社境内で祝福のフラワーシャワーを行います。

出典:八女市横町町家交流館
出典:八女市横町町家交流館

職人の町・八女が生んだ「箱雛」。衣装は仏具の布、冠は提灯の部品

 飾られている雛人形の中で、八女独特の人形が「箱雛」です。江戸時代以降、豪華な金襴生地を使用した雛人形が大名や大商人の間で取引されるようになる一方で、一般庶民に贅沢は許されませんでした。  そのような時代に、仏壇や提灯などの伝統工芸品を産品として育んできた八女では、匠の技と文化を生かして独特の「箱雛」が庶民の間で浸透。江戸時代後期から昭和の半ばまで八女福島の仏壇店や大工の副業として作られていました。杉やヒノキを利用して作られた2つの箱に、男雛と女雛を1体ずつ収納。衣装は仏具の布、冠などの金具には提灯の部品を利用するなど八女の文化がこの雛人形に集結しているとも言えます。

出典:八女市横町町家交流館
出典:八女市横町町家交流館

「寄り道スタンプラリー」開催中。町を散策して豪華賞品をゲット!

 雛人形を見た後は、「寄り道スタンプラリー」に挑戦しませんか。開催期間は2月28日(日)まで。横町町家交流館をスタートに、白壁の古民家が集まる八女福島の町並みを散策しながらスタンプを集めます。開催期間はあとわずかですが、賞品はまだまだあるのでぜひ参加してみてはいかがでしょう。  「寄り道スタンプラリー」に参加するには、まずは同館でアプリをダウンロード。専用マップを受け取ったら、町へ出かけてくださいね。マーカーを設置した10カ所のスポットでスタンプ10個を集めたら、同館へ戻って抽選券を引きます。八女福島の魅力を物語る、豪華賞品を用意されていますよ! その一部を紹介すると… ・NIPPONIA HOTEL 八女福島商家町 商品券5,000円券 / 1,000円券 ・マーカー設置店舗で使用できる商品券(1,000円券)  ※このみ園、朝日屋酒店、恵比寿酒店、城後仏壇店で使用可能 ・喜多屋&高橋商店 日本酒(300ml)セット  などなど。3等までの100本と、参加賞(八女茶一煎パック)500本、計600本。空くじなしのスタンプラリーです。

出典:八女市横町町家交流館
出典:八女市横町町家交流館

 スタンプラリーは、自分のペースで参加できる密にならないイベント。スタンプを集めながら、雛人形が飾られた風景を楽しめますよ! 八女福島で「八女ぼんぼり祭り」をはじめ、風情ある町並みを散策してみませんか。

八女市横町町家交流館

住所:福岡県八女市本町94 時間:10:00~17:00 休館日:月曜日(月曜日が休日の場合その翌日) 電話番号:0943-23-4311

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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