開幕からのスタートダッシュが肝心! アビスパ・前選手インタビュー

 いよいよ今月開幕する2021年J1リーグ。5年ぶりにJ1復帰を果たしたアビスパ福岡の中心選手として活躍する前寛之選手に、開幕戦への意気込みや今季の目標をリモート取材で聞きました。 取材/川添道子

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「新メンバーが多くても、みんなすぐになじんでいい雰囲気」

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―Jリーグ開幕を前に、チームの雰囲気は?  今季は新加入選手も多く、昨季からメンバーが随分入れ替わっていますが、すぐにみんななじんで、とてもいい雰囲気です。練習中はしっかり声が出ていますし、良いスタートが迎えられると思います。 ―チームのムードメーカーは?  あえて言うなら、渡大生選手でしょうか。彼は、よく冗談を言っていますが、一方でとても真剣に真面目なことを話している。本をすごく読んでいるし、いろんな面を持った選手だなあと感じます。

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―J1で戦うために必要なことは?  昨季同様、攻守ともにアグレッシブに戦うというスタイルは保ちながら、個々もチームもレベルを上げなければいけません。例えば、守備面では昨季はJ2最少失点で抑えられましたが、今季も同じように守るのは厳しい。攻撃面においては、昨季は得点の少なさが課題でした。昨季以上にしっかり守備をして、積極的に点を取らなければJ1では勝てません。 ―攻守の要として前選手の役割は重要ですね。  そうですね。自分で得点を狙いにいくのも好きですが、攻守のバランスを考えながら、攻撃の起点となったり、相手チームの攻撃を防いだりするプレーが僕の最も得意とするところなので、そこはしっかり抑えたいです。

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―前選手のネームユニフォームの売れ行きが好調とか。  応援してくださっている皆さんの気持ちは日々感じています。スタジアムで自分のユニフォームを見かけるとやっぱりうれしいし、頑張ろうという気持ちになります。 ―愛犬家としても有名。愛犬とどう過ごしていますか?  トイプードルを2匹飼っていて、オフの日には一緒にハイキングに出かけたり、公園で遊んだりします。百道(福岡市早良区)の海岸に行くこともあります。愛犬と過ごす時間が、いい気分転換になっています。今、チーム内では田邊草民選手や山岸祐也選手、奈良竜樹選手が犬を飼っているので、いろいろ落ち着いたら一緒にドッグランとかにも行ってみたいですね。 ―愛犬と前選手、ちょっと似ていますよね!?  よく言われます(笑)。そのようなことが書かれたゲーフラ(サポーターが掲げる応援メッセージを書いたポール付きの旗)を掲げてくださったのも見かけました(笑)。特に去年はヘアスタイルのせいか、言われましたね~。あ、言われるのは全然イヤじゃないですよ!

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―開幕戦への意気込みを聞かせてください。  シーズンの始まりである開幕戦への出場は、選手にとって特別なこと。まずは、開幕戦のピッチに立てるように頑張ります。 J1では厳しい戦いになると思いますが、スタートダッシュが肝心なので、しっかり準備をして結果につなげたいです。 ―今季の目標は?  個人としては全試合出場。チームとしてはJ1残留。サポーターが期待しているのはJ1への「定着」だと思うので、しっかり役割を果たして期待に応えたいと思います。

―ファン、読者へメッセージを。  アビスパがJ1の舞台でどれだけ上にいけるか、楽しみにしていてください。一つでも上にいくためには、皆さんの応援の力が必要です。みんなで一緒に戦って、福岡を盛り上げていきましょう!

まえ・ひろゆき

 1995年8月1日生まれ、札幌市出身。173cm、70kg。2020年に水戸ホーリーホックから完全移籍でアビスパ福岡に加入。背番号6。

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著者情報

「ファンファン福岡/サブクリップ」(福岡都市圏内配布、福岡市地下鉄駅駅設置)紙面に掲載した話題、編集部員が突撃取材した話題などを紹介します!

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