熊本県熊本市~宮崎県延岡市をつなぐ「日向往還」。四季折々の自然風景が楽しめる観光ルートという事を知っていますか? そんな「日向往還」をはじめ、周辺の自然豊かな観光スポットをいくつか紹介します。
歴史が今も息吹く日向往還
「日向往還」とは、熊本県熊本市から宮崎県延岡市までの約136kmに及ぶ旧藩時代の古道です。その歴史は古く、鎌倉時代から肥後と日向を結び、主に生活物資を運ぶ道として人々の暮らしを支えてきました。沿線には今も当時の面影を残すスポット、史跡が多く残っています。
整備が進む九州中央自動車道
「九州中央自動車道」は、熊本県嘉島町と宮崎県延岡市を結ぶ全長約95kmの高速道路で、全線開通に向け整備が進んでいます。九州自動車道路に直結し、現在、熊本県側の「小池高山IC~山都中島西IC間」、宮崎県側の「高千穂日之影道路」が開通し、福岡県からもアクセスしやすくなりました! 大宰府インターから通潤橋がある山都町までは車で約1時間30分で行けるようになっています。
コロナ禍でも楽しめる日向往還沿線
「日向往還」は、九州の中央に位置する九州山地を通り、穏やかな里山から険しい山岳地帯、さらには太平洋へとつながっています。四季折々に多彩な自然景観が楽しめる観光ルートで、コロナ禍でも訪れる人々の五感を満足させるスポットがたくさんあります。
吉無田高原緑の村「星の森ヴィラ」
自然の豊かさを存分に体感しながら、プチ贅沢(ぜいたく)なひと時を過ごすことができるヴィラ。アウトドア体験ができるグランピング施設です。客室はそれぞれ異なるテイストで、設備も充実。キャンプ初心者のほか、家族連れや女性も、安心して快適にアウトドアが楽しめます。 【ドームハウス使用料金】 1棟 16,500円(4人まで) ※別途入村料が必要 ※最大6人まで宿泊可能 ※追加料金:別途大人1人 4,200円、小・中学生1人 2,100円 ※チェックイン14:00、チェックアウト10:00 住所:熊本県上益城郡御船町大字田代8405-24 予約・問い合わせ:吉無田高原緑の村(096-285-2210)
日本最大級のアーチ式水路橋「通潤橋」
水の便が悪く水不足に悩んでいた白糸台地に住む民衆を救うため、江戸時代の”肥後の石工”たちによって建設された石橋。日本最大級の石造りアーチ水路橋で、国の重要文化財に指定(1960年)されています。長さは75.6m、高さは20.2m。豪快な放水が有名で、放水は通水管に詰まった堆積物を取り除くために行なわれています。 住所:熊本県上益城郡山都町長原 料金:無料 問い合わせ:山都町役場 山の都創造課(0967-72-1158) 山都町観光協会(0967-72-3855)
天然記念物にも指定されている「高千穂峡」
太古の昔、阿蘇山の火山活動によって噴出した火砕流が冷え固まり侵食された断崖がそそり立つ峡谷で、高いところで100m、平均80mの断崖が東西に約7kmに渡って続き、国の天然記念物に指定されています。 峡谷内には日本の滝百選にも選ばれ、高千穂峡のシンボルにもなっている「真名井の滝」や「槍飛橋」などがあります。 さらに遊歩道にそって神話に由縁のある「おのころ島」や「月形」「鬼八の力石」などがあり、高千穂の魅力を十分に感じることができるスポットといえます。貸しボートもあるので、ぜひ利用してみては。 住所:宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井御塩井 駐車場:高千穂峡内に駐車場あり(有料) 問い合わせ:高千穂町観光協会(0982-73-1213)
四季折々の森林景観が楽しめるウォーキングコースも!
日之影町は、約91%を森林で占める自然豊かな町。東西を貫流する五ヶ瀬川に注ぐ日之影川、綱の瀬川などの清流は、深いV字谷を形成し、四季折々の森林景観を楽しませてくれます。 同町は、森の持つ癒し効果を科学的に解明し、心身の健康づくりに活かす森林セラピー基地を2006年に全国初、九州で唯一の認定を受け、さまざまな取り組みがなされています。 セラピーロードは、日本の遊歩百選や日本の棚田百選に選ばれた石垣の村「戸川」周辺の「石垣の村卜ロッコ道コース」など、6つの趣の異なるウォーキングコースが整備されています。 ツアーの詳細、申し込みは以下を確認ください。 問い合わせ:日之影町観光協会(0982-78-1021)
<日向往還について> 問い合わせ:九央道沿線地域活性化事業実行委員会(事務局:山都町役場 山の都創造課) 電話番号:0967-72-1158