【クリスマス会の悲劇】非常識なお友達に、追い打ちをかけるようなママ友の衝撃発言!

わが家は、子どもの小学校入学にあわせてマンションを購入し、同じマンションに住むママ友と仲良くしていました。それぞれの子ども達も年齢が近く、一緒に遊ぶ機会もたくさんありました。ある年の冬、わが家でママ友親子を招待してクリスマス会をすることに。しかし、そのクリスマス会でとんでもない出来事が起こったのです。

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楽しいクリスマス会の始まり

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 当日、ママ友親子3組が集まりました。それぞれ手料理やデザートなどを持ち寄って、とても豪華なクリスマス会。

 子どもは子ども同士、持ち寄ったおもちゃやゲームなどを楽しみ、大人は大人同士、テーブルを囲んで楽しく会話が弾みます。

 たまたまママ友の年代も近く、好きだった芸能人の話、結婚のきっかけ、仕事の話などで盛り上がり、とても楽しい時間だったことを覚えています。私は当時、がんに罹患し、丁度治療が終わったばかりだったので、抗がん剤の副作用で髪の毛がありませんでした。

 普段、家の中ではカツラをしていませんが、人前ではするようにしていました。病気の話をするとママ友2人は親身になって聞いてくれました。

途中で不穏な出来事が…

 クリスマス会が楽しく進んでいた時、ひとりの子どもBくんが、少し飽きた様子で大人のテーブルにやってきました。Bくんは小学校低学年の男の子でやんちゃ盛りです。

 どれぐらい大人の話を理解していたかはわかりませんが、大人の会話をしばらく聞いていたところ、いきなり
 「ねえねえ、カツラ取ってみて! 」 と言い出しました。私はこんな場で取るなんてありえないと思ったので
 「簡単には取れないから、ごめんね」と返事をしました。しかしBくんは
 「つまんないな!」と少し機嫌が悪くなり、気まずい雰囲気になりましたが、しょうがありません。

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 しばらく沈黙が続くと、今度は
 「少しぐらい見せてよ!」と、いきなりカツラを無理やり取ろうとしました。
 私が慌てて手で押さえたので、少しずれる程度で済みました。

 カツラの中の髪の毛の状態はきれいな坊主ではなく、ところどころ生えている状態なので、そんなものがパーティーの最中に出現したらきっとみんな驚くでしょう。そうなったらパーティーは台無しです。

 BくんのママCさんは、そばに座っていて、やりとりを見ていたのですが
 「やめときなよ」と軽く注意するのみ。

 私はBくんに
 「やめてね、恥ずかしいから」と優しく言いましたが、それでも何度も何度も取ろうとしてきました。

 いい加減、腹が立ってきた私は
 「本当にやめて!」と怒鳴るように言ってしまいました。当然その場はシーンとなり、他の子ども達もこちらを見て静止してしまいました。カツラを取ろうとしたBくんは、もうこれ以上無理だと思ったのか、少ししょんぼりして静かになりました。

ママ友の一言に驚愕

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 ママ友Cさんは、ずっとスマホを見ているだけで知らんぷり。挙句の果てには
 「少しぐらい取ってくれればいいのにね~」と言うではありませんか!

 私はその言葉に驚きましたが、雰囲気が悪くなるのが嫌だったので無理やり微笑んでいるようにしました。でも顔が引きつっていたと思います。心の中で「もうこの人との付き合いはこれでおしまいだな」と思い、寂しい気持ちになりました。

 クリスマス会は無事にお開きになりました。
 でも、冗談でも人を傷つける言葉は言ってはいけないと思います。

 その後、Cさんとは疎遠になり今では連絡も取っていません。たまにマンションのエントランスで顔を合わせることもありますが、挨拶する程度で立ち話もしません。

 付き合いはじめた頃は、さっぱりした性格で、気が合うなと思っていましたが、違いました。本当に残念でしかたがない出来事で後味も悪いままとなってしまったお話でした。

(ファンファン福岡公式ライター / まむ★やちみ)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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