ワンオペ育児に限界! 無職になった夫に、私が決意したこととは?

 よく耳にする「ワンオペ育児」ですが、わが家もずっとワンオペ状態で家事育児を頑張っています。私は、「家事は得意な方がやればいい」という考えですが、「育児は2人で協力するもの」だと思っています。それなのにワンオペ状態が続き、そろそろ精神的に参ってしまいそうです。そんな私が最近決意したこととは?

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多忙で家にいない夫

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 結婚当初、夫が勤めていた会社は残業が多くて帰宅時間が遅かったため、共働きでも家事はすべて私が担っていました。それは妊娠・出産してからも変わりませんでした。夫の帰宅時間は、私達が寝静まった後。そのため、初めての育児も一人で取り組むしかありません。

 一番大変だったのは、冬のお風呂でした。脱衣場に暖房器具や毛布を用意したり、今まで使ったことのないバスローブを購入したり…。息子が歩けるようになるまでお風呂が一番憂鬱な時間でした。

育児休暇が明けても続くワンオペ育児

 私は早出の出勤が多く、週の半分は朝6時過ぎに家を出ていました。朝の息子の支度を夫に頼んでも
 「無理だよ!」の一点張りなので、必然的に息子も早起きして支度をすることに…。

 当時は、朝4時に起きていました。起きてすぐ始めることは、夫の前日の弁当箱や、夜ごはんの食器の片付け。
 「自分で食べた物くらい片付けてくれたらいいのに…」と思い
 「せめて弁当箱だけでも洗ってほしい」とお願いしましたが
 「俺だって疲れている!」と、何もしてくれませんでした。
 
 家事だけでなく育児も全く協力してくれない夫。今では息子達は13歳、11歳、9歳になりましたが、休みの日も
 「疲れているから」と書斎に籠もり、息子達と遊んでくれることはありません。

 息子達が公園で逆上がりの練習をしたり、自転車に乗る練習をしたりするのも全て私が付き添います。ママ友には
 「父と母の一人二役だね!」とよく言われました。

転職しても状況は変わらない

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 夫が転職し、残業の少ない会社に変わっても家事と育児のワンオペは続きました。夫はTVやYouTubeを見るために、帰宅後は書斎に引き籠り、息子達との会話は「おはよう」、「ただいま」などの挨拶程度…。
 息子達もまた、それ以上に夫を求める様子はありません。
 
 息子達が保育園に通っている頃は「手伝ってほしいな~」と思っていましたが、今ではそんなことも思わなくなりました。

ついに無職に?!

 今年に入り、夫から
 「次の仕事は決まっていないけれど、退職する」という話が出た時には驚きましたが「無職期間はさすがに一緒に家事や育児に取り組んでくれるかな?」と淡い期待を抱きました。しかし、それもすぐに崩れ去りました。

 無職期間は毎日書斎でゴロゴロ。食べたり飲んだりした食器もそのまま。ゴミ捨てすらしてくれませんでした…。そのうち昼夜逆転が始まり、私や息子達と過ごす時間もほぼゼロでした。

 息子達との関係性も考え
 「せめて習い事の送迎だけでもしてほしい」とお願いをしましたが、昼夜逆転のため寝ている状況です…。息子達は、夫が再就職するまで無職で家にいたことすら気付いていない状態でした。

今、私が思うこと

 息子達も「父親がいる」というだけで、夫には何も求めておらず、私も必要性を感じなくなっています。自分の収入だけでも贅沢をしなければ息子達を養っていけるという自負もあり、「そろそろ限界かな…。夫がいない方が楽なんじゃないか?」と考えるようになりました。

 無職になっても家庭を顧みないのであれば、今後も夫は変わらないと思います。
 この先、お互い年を重ね、身体が思うようにならないことも増えるかもしれません。そんな時こそお互いが支えあって生きていければ良いのですが、わが家の場合は今までの状況から、私一人に負担がのしかかってくることが目に見えています。

 だから、息子達が成人して家を出て行ったら、私も一人暮らしをしよう! と決意した今日この頃です。 

(ファンファン福岡公式ライター / 降谷あいり)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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