<セルフ授乳に罪悪感>双子の同時授乳に保健師さんの神アドバイス

 双子育児では、どうやって同時授乳するか? に頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。男女の双子にセルフ授乳していた私が、保健師さんのアドバイスで罪悪感から解放され、育児に余裕が持てたエピソードをお伝えします。

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男女の双子を出産

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 男女の双子を予定帝王切開で出産し、術後2日目から助産師さん指導のもと授乳がスタートしました。子どもたちは哺乳力が弱く、私自身も傷の痛みと貧血で長時間授乳の姿勢をとるのが難しい状況。そこで、粉ミルクと搾母乳を哺乳瓶に入れて授乳することにしたのです。
 直接母乳を飲むよりも授乳時間が短く、また双子のうちひとりを助産師さんが授乳してくれるので、術後フラフラの私はとても助かりました。

 入院中、助産師さんから
 「双子は大変だから、セルフ授乳をマスターした方がいい」とアドバイスを受けました。セルフ授乳とは、丸めたタオルなどに哺乳瓶を置き、寝ている赤ちゃんの口元に哺乳瓶をセットして赤ちゃんひとりで飲む方法。ミルクや搾母乳が耳へ流れないよう頭の位置を少し高くし、目を離さないことなどが気を付けるポイントです。
 寝ていて姿勢が安定するのか、子どもたちは入院中にセルフ授乳できるようになりました。

双子育児は過酷

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 子どもたちはセルフ授乳できるようになったものの、退院後しばらくは抱っこで授乳していました。私がセルフ授乳に罪悪感を感じていたからです。
 母子手帳や育児書に「授乳は赤ちゃんとのコミュニケーション。体を密着させ目を見て授乳しましょう」と書いてあり、授乳は抱っこでしなければならない! と思い込んでいたのです。

 新生児2人のお世話は本当に過酷で、3時間おきの授乳や抱っこで私の手首は腱鞘炎になってしまいました。日々痛みに耐えながら2人を抱っこして授乳するのは難しく、セルフ授乳を自宅でもやってみることに。子どもたちは嫌がることもなく、抱っこよりも短い時間でミルクを飲み干しました。

 しかし「授乳は抱っこで」という固定概念が、“セルフ授乳は母親が楽をしている、赤ちゃんとのコミュニケーションを放棄している”と考えてしまい、罪悪感で押しつぶされそうになったのです。
 罪悪感を減らすため、ひとりはセルフ授乳、もうひとりは抱っこの授乳を交代で行いました。痛いのに我慢して抱っこしているので、腱鞘炎は一向に治りません。私ひとりで授乳するときは、時間はかかるし、待たせている方は泣き続けている状態です。
 もし1人ずつ生まれてきたら、待たせることなく抱っこできるのにと思ってしまいメンタルは崩壊寸前でした。

 満身創痍で育児をしている中、保健師さんの新生児訪問がありました。私は
 「抱っこでの授乳は手が痛くて辛いです。でも、セルフ授乳は手抜きをしているような罪悪感があって…」と相談しました。保健師さんは
 「お母さんよく頑張っているね。体重も増えているし、すくすく育っているよ。双子は大変だからお母さんが楽な方法で大丈夫。セルフ授乳は全然悪くないよ」とアドバイスしてくれたのです。
 保健師さんの言葉で一気に罪悪感から解放されました。初めての育児で思うようにいかない中、頑張りを認めてもらえて本当に嬉しい気持ちでした。保健師さんのアドバイスもあり、セルフ授乳をやってみようと決心したのです。

うまれた余裕と気付き

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 セルフ授乳を続けると、子どもたちはどんどん飲むのが上手になり、同時に飲み終わるので授乳時間が短く済むように。腱鞘炎も良くなり、授乳以外で抱っこしたり子どもたちに触れ合ったりと余裕をもって接することができたのです。

 双子が並んで一生懸命にミルクを飲む姿はとても可愛く、授乳期間だけの特別な思い出になっています。
 初めての育児で“授乳は抱っこでするもの”と思い込んでいましたが、授乳以外にも赤ちゃんとコミュニケーションを取る方法はたくさんありますよね。

 痛みに耐えながら必死で授乳していた当時の私に
 「よく頑張ったね。セルフ飲みでも十分子どもたちに愛情が伝わっているよ」と声をかけてあげたいです。
 保健師さんのアドバイスは私を罪悪感から解放してくれ、自分を責めずに育児が出来るきっかけになりました。
 
(ファンファン福岡公式ライター/ゆめしま)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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