ブログ書きの猫サニは、今年は去年よりはまめに更新中。オス猫ゆえ、ひなまつりにも雛人形にもまるで興味ないが、家に立派なのが飾られたので、読者のみなさまに披露する。
微妙だったが、福岡県もおとといから「緊急事態宣言」とやらが解除された。おれの住む福岡市も当然そうなるが、かわりばえのしない生活をしているおれには、とんと実感がない。 そうこうするうちに、飼い主も家ではたいそう立派なひなまつりの飾りつけがされたぞ。
見ての通り、おれはオス猫だからひなまつり関係ないし、興味もない。だいたいうちには、女の子もいない。なのに、毎年この時期ひな人形とか色々と飾りつけられる。
ここは、仏壇の置いてある部屋で普段はおれは入っちゃなんねえ、と言われている。エサがあるわけでもないから、そんな来ることもない。
メインのひな壇、「ひな段」じゃないのか。とくになんとも思わないが、大きいぞ。コロナが幅を利かす前は、近所の人も見に来てたらしい。
ななめ前から見ると、こうなる。手前には小さいひな人形もある。こういうところに上がりこんで、人形を倒すことなく歩く猫が時々テレビでえらそうに紹介されてるニャ。
横にもまだまだ飾ってある。着物とか細かくて手がこんでいる。
これは「さげもん」といって、川下りとかで有名な柳川で盛んらしい。うなぎも盛んだが、おれは形あるサカナは食べないので、これまた興味ない。このさげもんは、和風のクリスマスツリーみたいなもんだろうな。
だいたいひな人形なんて季節の風物詩は、長く飾っておくものでもないだろうが、うちでは長いときは5月の連休前までそのままになってるぞ。まあ、せっかく手間と時間をかけて並べたんだから、その分もモトも取らんといかんということかニャ。
3月に入る前からだいぶあったかくなってきたんで、何回かすきを衝いて外に出てみた。だいたい誰か他の猫が来てて、追いかけてケンカをするのが常だが、最近は連中も心得てるのか、おれが出たときにはあんまり見かけん。
祠(ほこら)に入り込みがちな小さいやつが久々に現れた。こいつもクマの子どもかもしれん。黒いほうのチビはだいぶ大きくなってきたが、こっちは小さいまんまですな。
クマも健在だ。影のようになっている。時々夜分、大きな声でニャアニャア騒いでいるのはこいつじゃないか。
ほんと猫とは思えんたくましさだ。こう見えて甘え上手だから、あちこちでゴロニャンして生き延びておるのじゃろう。
雄叫びを上げるクマ。知らん人は、黒ヒョウと間違えるかもしれんな。
甘えることでは、おれも猫後(にゃんご)に落ちんぞ。ペットクリニックでも、すぐにいろんな人になついて人気者だったからニャ。病院はきらいだけどニャ。「猫にもコロナワクチンを」とかいう話にならなくてよかった。筋肉注射、痛そうだし。
おれが留守番をしていると、玄関のチャイムが鳴ることが多い。ほとんどは何か荷物を持ってくる人だ。わが家の住人は、「1日1アマゾン」をモットーにしてて次から次にあれこれ買い込んでいる。
おれのことを「表情に乏しくて変化がない」と家族がいうので、少し喜ばせてやろうと、袋があればシュルシュルっと入り込んでやる。案の定大喜びだ。人間は単純なもんだ。
ちょいと動くとすぐ眠たくだるくなるのがおれだ。もう10年以上生きてるんだからしょうがない。
う~む。KOされたボクサーのようだ。こげな無防備な恰好が平気でできるのも、飼い猫の醍醐味だろう。
結局いつもほとんど寝てる写真ばっかりだ。まあ、寝子(ねこ)が猫の語源という説もあるからしかたなかろう
目を開けたまんまでも眠れるおれ。ちと不気味ですニャ。
まあ、目は隠して眠るとしますか。虫が入ってきてもいかんし。 それでは、引き続きコロナにかからんよう、お気をつけてお過ごしくださいませニャ。