お掃除スペシャリストの佐倉です。そろそろ大掃除が残っていると気持ちが焦っている方が多い時期になりました。大掃除アイテム、何が必要なのか迷って無駄に買いすぎたり逆に足りなくてまた買いに行ったり… なんてことありませんか? 今回は、少ないアイテムでも大掃除をこなせる8つの洗剤と掃除アイテムを中心にご紹介します。上手に使いまわして、シンプルに大掃除を乗り切りましょう。
大掃除に使うアイテムはバケツにひとまとめにして
少しずつ大掃除をするときも、短期で掃除するときも、まずは使うものを揃えてバケツにひとまとめにしましょう。道具が揃っていると、掃除をしようと思ったらすぐ始められます。「ゴム手袋」と「スポンジ」と「雑巾」と「掃除機」は省きましたが、適宜使ってくださいね。
大掃除のおすすめ8選アイテム
大掃除アイテム(1) 重曹は外せない、水回り掃除の強い味方
重曹はキッチンの換気扇のつけおき洗い、コンロ周りの掃除に使います。50℃のお湯15Lに重曹580gをとかし2時間浸け置いてから洗います。重曹で換気扇のよごれは十分落とせます。
コンロ回りの油汚れは、重曹スプレーで拭き掃除しましょう。もし、スプレーでとれない頑固汚れがあれば、重曹ペースをのせてこすれば研磨作用と汚れ分解作用で汚れを落とせます。
重曹スプレー
・重曹小さじ1を水100ccに溶かしてスプレーボトルに入れる
・日持ちしないのでその日のうちに使い切る
・拭いた後に白い筋が残るので、水で絞った雑巾で二度拭きして重曹分を取り除く
重曹ペースト
重曹100gに大さじ5杯の水を加えなめらかに練る(水の量を調整して塗り広げやすい固さにする)
大掃除アイテム(2) クエン酸は水垢取り&トイレ掃除アイテム
クエン酸は、水垢取りに活躍します。スプレーして拭いても取れない水垢は、キッチンペーパでパックして、汚れをこすり、水を流して洗いましょう(便器内はトイレットペーパーでパック)。
クエン酸を使用したアイテムは以下の場所で役立ちます。
・洗面台の蛇口周り・洗面ボウルの水垢
・お風呂の蛇口・鏡の水垢
・キッチンのシンク・蛇口の水垢
・トイレの便器内の尿石
・タンクの水垢取り
クエン酸スプレー
・クエン酸小さじ1を水200ccに溶かしてスプレーボトルに入れる
・1~2週間で使い切る
大掃除アイテム(3) ウタマロクリーナーは中性で使い勝手がいい
ウタマロクリーナーの液性は中性で使いやすいのが魅力です。中性なのに、油汚れにも強いためコンロ周りの掃除にも使えます。水拭きができるところは、ウタマロクリーナー1本で汚れをきれいに落とせます。
大掃除アイテム(4) 塩素系漂白剤(カビキラーなど)はお風呂のしつこいカビ取りに
しつこいお風呂のカビ取りには、塩素系漂白剤が頼りになります。スプレーしてティッシュを貼り付け、ラップで覆って20~30分パックし、水で洗い流しましょう。
塩素系漂白剤を使いたくないときは重曹ペーストをカビに塗り付け、ラップでパックして掃除します。
大掃除アイテム(5) 消毒用アルコールは除菌ができて乾きが早い
掃除用のアルコールだけでなく、消毒用アルコールも掃除に使えます。
・窓ふきに使えば、手垢や皮脂がきれいに取れます
・除菌力があるので、冷蔵庫の拭き掃除にぴったり
・食器棚の拭き掃除では、乾くのが早く除菌力があり安心
大掃除アイテム(6) 換気扇羽(シロッコファン)用ヘラ「親方棒」
換気扇のシロッコファンに「親方棒」をおすすめします。シロッコファンの掃除の労力が1/3になります。ファンの曲面にぴったり沿い、羽の隙間に無理なく入るので、面白いように、油汚れがこそげ落ちます。
プロペラファンはウタマロクリーナーをスプレーして、ふき取りましょう。
大掃除アイテム(7) フロアワイパーは天井掃除、壁掃除、窓掃除に活躍
手がとどかない天井や、壁の高い位置や高い窓などにはフロアワイパーを使います。
ほこり払いはドライシート、拭き掃除はウェットシートを取り付けましょう。ワイパー部分が硬く、うまく拭けないと感じたら、エアクッションをワイパーとシートの間に挟むとふき取り力がアップします。
大掃除アイテム(8) 毛の長いナイロンブラシ
掃除では古歯ブラシをよく活用しますが、掃除用に毛の長めのブラシを持っていると便利です。100均で買えるもので十分です。狭い隙間のホウキ代わりにも使え、思わぬところで活躍してくれます。
・毛が硬いもの・・・換気扇洗い・サッシの溝など細かいところに
・毛が柔らかいもの・・・複雑な形のプラスチックや穴のある金属を洗うときに便利
場所ごとに解説! 使うアイテム一覧
キッチン
浴室
洗面・トイレ
床・壁
便利アイテムを活用して大掃除を楽に
大掃除で使う、おすすめの掃除アイテムを8点ご紹介しました。これだけあれば大掃除ができるアイテムたちです。使いこなして、大掃除を手早く終わらせましょう。
※洗剤や漂白座を使うときは手荒れ防止にゴム手袋をお忘れなく!
(ファンファン福岡公式ライター/佐倉玖弥)