6時間も待ちぼうけ?! 義親戚と初めてのお正月は散々なめに…

 私は典型的な朝型人間。21時を過ぎると眠気との闘いが始まります。対して、義家族は夜型人間です。この違いで、ふだん不都合が生じることはありませんでしたが、お正月に疲労困ぱいになる出来事が起きました。義親戚との集まりで、驚いたエピソードについてお話しします。

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約束の時間に義実家に到着

写真AC

 お正月に、夫の親戚宅に集まることになりました。義母側の親戚との集まりで、集合場所は義祖父宅です。まずは義実家へ、約束していた15時に到着。私は今回初参加なので、気合と緊張が入り混じっていました。

 当時娘は生後3カ月で、3時間おきに授乳をしていました。到着してすぐ、授乳をさせてもらったのでいつでも出られるよう準備万端です。隣接するリビングでは、義母が義父、夫と何やら話し込んでいるのが見えました。しばらく待っても出発する気配がないので、眠そうな娘を和室で寝かすことに。

 娘が寝たのでリビングへ行くと、夫がスマホをいじっています。
 「まだ出発しないの?」と聞くと、義弟から
 「外出先で車の鍵をなくして捜索中なのでまだ帰れないんだって」とのこと。義弟からは
 「先に行ってて」と言われたそうですが頑固な義母が
 「家族全員で出発する! 義弟の帰りを待つ」という方針を曲げなかったとのこと。この時点で、義実家へ到着してから1時間ほど経過していました。

 連日続く夜中の授乳で寝不足な私に、義母から
 「娘ちゃんの横で寝ていいよ」と言われました。しかし義家族が頻繁に出入りする和室で寝られるわけないので、「ありがとうございます」と言いつつ、娘の横に座ることに…。

6時間も待たされようやく出発

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 18時頃、娘がぐずりだしたので再び授乳。自宅で昼食をとって以来、口にしたのは出されたクッキー2つです。2回の授乳をしたことで、空腹を感じ始めました。義実家のすぐ近くにお店はなく、買い出しへ行くには車が必要ですが運転できない私は、身動きが取れず。夫は義父と音楽を聴くため2階へ行ってしまい、空腹を訴えられません。

 うちだと自由に食べることができるのに…。それにしても、本当に今日集まるのだろうか。そう思いながら、ひたすら待ち続けるしかありませんでした。

 21時過ぎ。朝型人間なうえに寝不足で、眠気が襲ってきました。夜中の授乳に備えてそろそろ布団に入りたい。そう思っていると、ようやく義弟が帰宅。
 「遅くなってすみません!」と義弟から声をかけられたときに、ちょうど娘がぐずりだしました。義母の
 「早く行くよ!」という声が響くなか、義家族が出発の準備を始めています。急ぎながら3回目の授乳をしました。
 
 義祖父宅へ向かう車中では、義弟が鍵を捜索していたときの話題で持ちきりです。イキイキと話す義家族とは対照的に私は空腹と眠気で、すでにぐったりしていました。

モヤモヤする義母の言葉

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 義祖父宅に到着したのは22時。当初の集合時刻は17時なので、遅れること5時間です。先に着いていた義親戚に対して、義母が真っ先に言ったのは
 「おっぱいあげてて遅くなった」の言葉でした。
 たしかに、出発直前の授乳で5分ほど義家族を待たせてしまいました。けれどその前に義実家で6時間も待たされていたのに、私が原因かのような言い方をするなんて…。義親戚たちに
 「すみません」と言いながらも、心の中ではモヤモヤしていました。

 今回、義親戚と娘は初対面だったので起きていて可愛く動く姿をお披露目するつもりでしたが、娘はぐっすり眠っています。義親戚は、
 「可愛いね。あとで起きるかな?」と残念そうに言いながら、娘にそっと触れていました。

 やっと席に着くと、眠気の波が押し寄せてきます。目を閉じないように顔の筋肉に全神経を集中させ、テーブルの下ではこっそり太ももをつねって耐えました。眠気との闘いに必死で、皆がどんな会話をしていたのか、全く記憶がありません。

 結局初めての集まりでは義親戚とろくに交流できないまま、夜中の1時にやっとお開きに。そして、娘は一度も起きませんでした…。翌日
 「昨日は疲れたよね~」とのんきに言う夫に対して、
 「終わるのが遅くなりそうなら先に教えてよね!」と思わず文句を言っていました。
 衝撃的だった義親戚との正月。次回は娘も私もたっぷり朝寝坊して臨む! と誓っています。

(ファンファン福岡公式ライター/坂 真琴)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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