双子の娘達は、3歳の時にショッピングモールで迷子になったことがあります。初めての迷子で、私も主人もどうしたら良いのか分からず慌てていると、忘れられない恥ずかしい迷子アナウンスが…。初売りでの迷子にはお気をつけください!
混み合うショッピングモール
私も主人もショッピングが大好き。その日も近くのショッピングモールで初売りがあるということで、家族でワクワクしながら向かいました。
初売りということもあり、ショッピングモールの駐車場は満車。主人は、私と娘達だけを入り口で降ろし、駐車場で空きが出るのを待つことになりました。
私と娘達は、店内を先に見て回ることにしました。しかし、娘達は当時3歳。おとなしく見て回れるわけもなく、途中からぐずりだしました。
仕方ないので、フードコートでお菓子をあげて時間を潰すことに。大人しくお菓子を食べていた2人ですが、途中で
「のど乾いた」と言うので、近くの給水機まで水を取りに行くことにしました。
2人とも珍しく良い子でお菓子に集中していたので
「ママ、水を取りに行ってくるから、ここから動かないでね」と言って席を立ちました。これが最大の誤ちだったのです。
娘が迷子に?!
水を持って、人ごみをかきわけて席に戻ると、先程までお菓子を食べていた2人の姿が見当たりません。食べ終わったお菓子の袋だけが2つ無造作に置いてあるだけでした。
私が席を離れていた2分くらいの間に、2人ともいなくなってしまったのです!
焦った私は、半泣き状態で主人に電話。駐車場に停めることができたので、こちらに向かってくれるとのことでした。
その間もフードコートの中を探したり、広いショッピングモールの通路を行ったり来たりして探しましたが、2人の姿を見つけることはできませんでした。
どこに行ってしまったのだろう、もしかして誘拐!? と、最悪な考えが頭によぎってきた時、主人と合流しました。
世にも恥ずかしい迷子アナウンス
そんな時です。急に館内放送がかかりました。
「迷子のお知らせです。3歳のピンクのジャケットを着た双子の女の子が迷子です」この言葉を聞いて、私も主人も心から安堵してインフォメーションセンターに向かおうと歩き出そうとした時、アナウンスの続きが流れてきました…。
「〇〇保育園で保育士をされているブラウンのジャケットを着た30歳のお母様、〇〇で〇〇の仕事をされている黒のジャケットを着た34歳のお父様、1階インフォメーションセンターまでお越しください」
私も主人も、まさか自分の個人情報が館内放送で流れることになるなんて想像もしていなかったので、恥ずかしさで顔が真っ赤になりながらも足早にインフォメーションセンターに向かいました。
インフォメーションセンターに着くと、スタッフの女性達が心配そうに、泣いている娘達の相手をして待っていてくれました。
どうやら娘達は、私のことを追いかけたものの、途中で見失ってしまい、近くにいたショップ店員さんが保護してくれたようです。
私は娘達に会えた嬉しさと、迷子アナウンスの恥ずかしさで複雑な気持ちでしたが、娘達を抱きしめながら
「2人きりにしてしまってごめんね」と娘達に謝りました。
意外にしっかりしている娘達
ショッピングモールからの帰り道、私が娘達に
「ママとパパのお仕事とか年齢とか、お店の人によく伝えられたね」と言うと
「ママが『迷子になったら、きちんと言わなきゃだめ』って言ってたでしょ」と言う娘達。
そういえば以前、娘達が迷子になりそうだった時、そう伝えたことを思い出しました。迷子アナウンスは恥ずかしかったですが、しっかりしている娘達には心から感心しました。
この迷子事件で、子どもの行動は予測不可能なこと、一瞬でも目を離すのは命取りであることを学びました。それからは、ショッピングモールでは必ず一緒に行動するようにしています。
迷子アナウンスはもうこりごりです!
(ファンファン福岡公式ライター/miyuki)