私には6歳と4歳の娘がいます。ちょうど同じ年齢の姉妹を育てるママ友と遊んだ時のとこです。待ち合わせ場所に集合した時、お友達の姉妹でちょっとした喧嘩が始まってしまいました。しかも、いつもとはちょっと違った様子…。その後聞いた、姉妹間のプレゼント差別の話が驚きだったんです!
姉妹が大喧嘩!
集合した時に、お友達の妹が鼻水が出てしまい、ポケットからキャラクターのポケットティッシュを取り出しました。それを見ていたお姉ちゃんが、急に怒った顔で
「それ、私のティッシュ!」と勢いよく奪い取りました。
その瞬間、妹は大泣きしながら
「私の名前がちゃんと書いてあるもん」と反論。
ママ友は慌てて間に入り、説得し始めました。そして、ふと思い出したかのように
「このティッシュ、ママが間違って名前を書いちゃったの!」とお姉ちゃんに話し始めました。
なんとか2人の喧嘩は収まり、また遊びだしたのでホッと一安心。でも、いつもと違いお互い譲らず意地になっていたので私はちょっと疑問に思っていました。
おばあちゃんのプレゼントは、お姉ちゃんだけ!?
落ち着いたところで、ママ友がティッシュについて話してくれました。
「実は… このあいだ実家に行った時に、おばあちゃんがプレゼントで筆記用具セットを用意していてくれたんだ。その中に、あのティッシュもあったの。でも、そのプレゼントはお姉ちゃんにしかなかったのよ」
それを聞いて、私は目が飛び出るほど驚きました。お誕生日やご褒美のプレゼントという事でもなかったそうで、ママ友もびっくりしたそうです。
さらにママ友は
「朝バタバタしてたし、プレゼントでもらった物というのも忘れちゃって、妹の名前を書いて持たせちゃったのよ」と続けました。
「お姉ちゃんは『私がもらったものだから私のもの』、妹は『私の名前が書いてるから私のもの』って喧嘩になっちゃったの…」と本当に困り果てたような顔で話してくれました。正直、姉妹2人の言い分は間違ってないなと納得。
そもそも何故、おばあちゃんは、お姉ちゃんにだけプレゼントを渡したのか…。ママ友も、はっきり理由は分からないと言っていました。でも以前、おばあちゃんがお姉ちゃんばかりをすごく可愛がると話していました。私が思うに、おばあちゃんは、えこひいきをしたのではないかと。
喧嘩の火種を作らない! それが大切
この話を聞き、私は実母の教えが頭に浮かびました。それは「喧嘩の火種を作らない、そして、姉妹差別をしない」です。
「子どもが2人いるならば、2人とも平等にしなさい」と、娘が産まれてから実母に何度も聞かされていました。それは、買い与える物だけでなく、習い事なども同じにすること。できないのであれば、最初からしない! というのが大切なのだとか。
今回、その教えは正しいなと再認識しました。もし私が同じ立場なら、おばあちゃんに注意し、妹のために同じようなものを購入すると思います。
兄弟の歳の差や性格によって、欲しがるものや与えるものは変わってくると思います。しかし、喧嘩の火種になるようなことは、大人がしてはいけないですよね。
子育てをしていく上では、平等に育てていきたいと思った出来事でした。
(ファンファン福岡公式ライター / rarari)