家が片付く仕組みづくりと生前整理のお手伝い♪ 福岡市の整理収納アドバイザー、もりぐちみれいです。電化製品などについてくる取扱説明書。困った時に必要だからと全てを保管していたら物凄い量になっていた!そんな経験ありませんか? この記事を参考に、家庭内の取扱説明書が一元管理できる仕組みを作ると、量を減らせるだけでなく欲しい情報をすぐ見つけることができるようになりますよ。
取扱説明書…大切だが邪魔になる
電化製品の動作不良時など、ここぞという時に頼りになるのが取扱説明書。だからこそ必要な時のために手元に置いておきたいモノの1つですよね。しかしながら製品購入から処分するまでの間、一度も使用せずに終わることも多いため、処分したくても捨てられない物として上位に挙がるのがこの取扱説明書です。「トリセツ」というアプリとの出会いがそれを変えてくれましたので、ご紹介したいと思います。
ハウスキーピング協会主催『2019年 シンプル大賞』受賞のおすすめアプリ
トリセツはかさばる取扱説明書の量を減らすのに役立つアプリで、2019年にハウスキーピング協会主催のシンプル大賞(https://housekeeping.or.jp/simple_style/)を受賞。私たち整理収納アドバイザーから「整理」に役立つと定評のあるアプリでもあります。
取扱説明書の管理が可能に!
スマホにアプリをインストールし、電化製品の型番、購入日などの情報を入れ登録していきます。すると、型番に紐づけられた取扱説明書はもちろんのこと、該当メーカーの公式サイト、FAQなどのリンクがクリックひとつで自動的に表示されます。 表示の内容はメーカーによっても違いますが、消耗品やオプションの情報までもが掲載されるものもあるので、家庭内の電化製品のことなら、「まずはトリセツを見てから♪」と、トリセツを中心とした一元管理ができるようになっています。 トリセツ内で製品登録をした時点から、トリセツ内でいつでもデジタル版の取扱説明書が確認可能なため、紙の取扱説明書は全て処分してしまったとしても困りはしないということになりますね。
使い方によっては更にこんなことも…!
自由に所有状況の詳細を設定できるので、予め「パパ」「ママ」のように所有者別、「キッチン」「リビング」のように場所別など登録の基準を決めて登録していくと製品検索の際に便利です。 更に、自分の家だけでなく、機械ものが苦手な高齢の親世帯の家電、一人暮らしを始めたばかりの子供のために購入した家電なども所有者名を別に設けて登録しておくと、一緒に管理することも可能になります。また、保証書やレシートなどを写真撮影し画像記録として残す事も可能です。
トリセツを使った整理収納の流れ
1. 必要な取扱説明書をまとめる
家の中に存在する全ての取扱説明書を一箇所に集めます。既に製品は廃却され、紙の説明書だけが残った状態のものがあれば処分します。
2. トリセツにデータを登録する
1.でまとめた取扱説明書の品番、購入日などの情報を全てトリセツに登録します。
3. 紙で残す取扱説明書を選ぶ
トリセツ内に取扱説明書データが登録されていないものや、紙の取扱説明書の使用頻度の高いものは取っておきましょう。
4. 紙の取扱説明書をファイリング
収納方法にもいろいろありますが、ファイルは中身に関係なく背表紙の幅分だけ収納スペースをとりますので、個人的にはコンパクトにまとまるファイリングボックスを使用した収納がおススメです。 お目当てのものがパッと見つけやすく、サッと取り出すことができます。 「場所別」、「種類別」など、欲しい取扱説明書へたどり着きやすい方法で分類して、残った取扱説明書はフォルダーに挟みファイルボックスに入れます。フォルダーにはラベリングをします。 例えば 種類別の場合は、 ラベリング【AV家電】のフォルダーの中に『テレビ』『DVDレコーダー』、 場所別の場合は、 ラベリング【キッチン】のフォルダーの中に『オーブンレンジ』『ホームベーカリー』の取扱説明書を挟むといった具合です。 フォルダーには1冊全てを入れる必要はありません。ここだけが必要! というのであれば、そのページだけをクリアファイルに入れ、何の取扱説明書かわかるようにします。もちろんそれにも迷子にならないようラベリングはしてくださいね。 最初の仕組みづくりは大変ですが、一度仕組みができあがれば、 新しく買い替えた時には取扱説明書の差し替えをするだけでOKなので楽チンです。
取扱説明書の整理収納は必ずこうしなければならないという決まりはありませんが、仕組み作りが大切です。必要な人が、必要な時にすぐ取り出すことができれば、それが家族にとっての正解です。 この記事を参考に、家庭内の取扱説明書を整理し、取扱説明書をスピーディに見つけることができる一元管理に変えてみてはいかがでしょうか。