失恋をして悲しみのどん底にいるときは、辛い気持ちのやり場がわからず、余計に苦しい思いをしてしまうこともあるでしょう。
失恋から立ち直るためには多くの時間やエネルギーが必要です。この記事では、失恋から立ち直るための考え方や行動を紹介します。
失恋から立ち直るための考え方5つ
辛い失恋から立ち直るために大切なのは、はじめに自分の状況と感情を受け入れることです。
「早く立ち直らなきゃ！」とあせる必要はありません。まずは、失恋から立ち直るための考え方を紹介します。
1.湧き出る感情をすべて受け入れる
失恋したあとは、悲しみ、怒り、悔しさや切なさなどさまざまな感情が湧き出るものです。
自分の心なのにうまくコントロールできず、いっぱいいっぱいになってしまうことがあるかもしれません。
しかし、悲しいことがあった直後なのですから、理解が追いつかず気持ちの整理ができないのは当たり前のこと。
湧き出るすべての感情を受け入れ、「今はこれでいいんだ」「これは当たり前の感情なんだ」と考えましょう。負の感情を無理に打ち消す必要はないのです。
2.無理に忘れようとしない
元彼のことが忘れられないから、いつまでも引きずってしまうのではと考えるのも無理はないことです。
しかし、忘れようとすればするほど意識が元彼に向いて、余計に忘れられなくなってしまうこともあります。
あせって忘れようとせず、自分の感情と時の流れにまかせましょう。
意識して忘れようとしなくても、時間が経てば自然と元彼のことを思い出す瞬間は減っていくはずです。
3.別のことを考えるようにする
ふとした瞬間に元彼を思い出して、辛くなってしまうことがありますよね。
そんなときは無理に彼を頭から追い出すのではなく、別のことを考えるようにするとよいでしょう。
「今日のランチは何を食べようかな」「次の季節に向けて新しい服がほしいな」など、些細でもよいので前向きなことを考えてみてください。
元彼を思い出して暗い気持ちになったとしても、ポジティブなことを思い浮かべるだけで少しだけ元気になれるはずです。
4.後悔に縛られない
彼との別れに、強い後悔が残ってしまっている女性も少なくないでしょう。
「あのときあんなことを言わなければよかった」「あのときこうしていれば別れずに済んだかもしれない」など、過去の後悔を繰り返し思い出して、辛い思いをしてはいないでしょうか。
彼と会えないだけでも悲しいのに、後悔に縛られて余計に辛い思いをする必要はないのです。
今は起きたことを悔やむのではなく、まずは自分の心を癒すことを第一に考えてみてください。
5.現状をプラスにとらえる
彼と別れてしまったことをネガティブにとらえるのではなく、プラスにとらえるのもひとつの方法です。
最初は難しいかもしれませんが、彼と別れてひとりになった自分を「孤独で寂しい」と思うのではなく、「ひとりでもしっかり歩ける準備中」ととらえるのはいかがでしょうか。
運命の相手が彼でなかっただけで、「彼には人を愛することを教えてもらった」「人を深く愛す喜びを知れてよかった」と前向きに考えることもできます。
失恋から立ち直るためにしたい行動6つ
少し感情の整理がついたら、次は失恋から立ち直るための行動を試してみましょう。
立ち直り方や立ち直るためにかかる時間は人それぞれですが、大切なのは辛い気持ちをため込まないことです。
1.感情を吐き出す
失恋直後に湧き出るさまざまな感情は、その都度吐き出しましょう。
思いっきり泣く、紙に書き出して捨てる、元彼や友人とつながっていないSNSアカウントで吐き出すなど、方法は何でも大丈夫です。
なかにはとことん考え抜いたり、運動で発散したりすることで消化できる方もいるかもしれません。自分に合った方法を試してみてください。
2.信頼できる人と話す
友人や家族、先輩など、心を許している相手に話を聞いてもらうのもよい方法です。
人に伝えようとすることで自分の気持ちに少し整理がつきますし、何よりスッキリします。
もし相手にも同じ経験があったら、経験談を話してくれたり、励ましの言葉をかけてくれたりするかもしれません。
3.やりたかったことに挑戦する
今まで我慢していてできなかったことに挑戦して、心を解放してみるのもおすすめです。
- ケーキをホールごと食べる
- ほしかった服やコスメをたくさん買う
- ひとり焼肉に行く
- カラオケで思いっきり歌って踊る
など、なんとなく気が引けて我慢していることがあるのではないでしょうか。
我慢していたことをいざ実践してみると、スッキリするのと同時に楽しさや嬉しさで満たされるはずです。失恋の辛さを忘れて、前向きな気持ちになれるでしょう。
4.恋愛以外で夢中になれることを見つける
仕事や趣味で、夢中になれることを見つけるのもよい方法です。
趣味はスポーツ、ゲーム、手芸、推し活、映画鑑賞など何でもよいので、とにかく興味のあることをやってみるのがおすすめ。
恋愛以外のことに集中している時間は、失恋から気がそれて辛さを軽減することができるでしょう。
失恋や元彼のことをあえて考えないようにするのは難しいので、必然的に考えない状況を作ってみるのです。
5.思い出の品を目につかない場所に移す
彼からもらったプレゼントや、ふたりで使っていたおそろいの物など、目に触れると彼を思い出して辛くなってしまいますよね。
未練を断ち切るためには、思い出の品を手放す決断も必要かもしれません。
まだその段階ではなく手放す決心ができない場合には、目につく場所に置かず、いったんクローゼットの奥など見えないところにしまっておきましょう。
完全に立ち直ったと感じるとき、どのように処分するのかを考えればよいのです。
6.元彼の情報に触れないようにする
あなたのなかに彼への気持ちが残っている場合には、彼がどうしているのか気になるはずです。
でもだからといって、彼のSNSを頻繁にチェックしたり、彼とのメッセージを見返したりするのはおすすめできません。
彼との思い出に浸っているときは楽しいかもしれませんが、そのあとには別れた事実に直面して余計に辛さが増してしまうでしょう。
できれば彼の情報には触れないようにして、LINEやSNSは「非表示」「ミュート」にしておきましょう。
ブロックや消去は、後悔してしまう可能性があるのでしっかり心の整理がつくまで待つのがベターです。
失恋で負った心の傷を癒すためにしないほうがよい行動
失恋した直後は辛さから一刻も早く解放されたくて、あせって忘れようとしたり、何事もなかったかのように振る舞ってしまいがちです。
しかし、心の傷を癒すにはある程度の時間が必要。無理しないことが大切です。失恋から立ち直るためにしないほうがよい行動を紹介します。
自分を責める
失恋したときには、自分に対して怒りや後悔が湧く女性も少なくありません。
「こんなに辛い思いをするくらいなら彼と付き合わなければよかった」「もっと彼を大切にすればよかった」など、自分自身を責めてしまうこともあるのではないでしょうか。
しかし、ネガティブな感情にとらわれて自分を傷つけてしまうのは避けたいものです。
すでに傷ついている心を癒すために必要なのは、自分を責めることではなく、少しでも前向きになれるよう自分を慰めることなのです。
ひとりで抱え込む
感情を吐き出さずにため込み続けると、立ち直るまでに時間がかかってしまいます。また、心身ともに調子が悪くなってしまう可能性もあります。
最初は徹底的に落ち込んだり、人と会うのを避けたりしても構いません。
しかし、ひとりでいて辛いときは誰かと一緒にいてもらう、予定を詰め込むなど対処をしましょう。
無理に新しい恋愛を探す
失恋を忘れるためには新しい恋をするのが効果的、というのはよくいわれることです。確かに間違いではありません。
しかし、無理に相手を見つけるのは避けましょう。元彼を忘れられていないのに別の男性と付き合っても、うまくいかない可能性が高いです。
元彼と新しい彼とを比較して、余計に元彼への未練が深くなってしまうケースもあります。
失恋から立ち直るために誰でもいいから付き合うとなると、相手の男性も傷つけてしまうでしょう。
失恋から立ち直ることを急がないで！ゆっくり前向きになろう
失恋後の苦しみは計り知れないものです。自分でもどうしていいかわからない、混乱状態にあるともいえるでしょう。
大切なのは急いで忘れよう、無理に立ち直ろうとしないことです。あせればあせるほど時間がかかってしまうことがあるので、まずは自分の感情と向き合い、ゆっくり傷を癒していきましょう。
負の感情は吐き出して、できるだけ前向きな時間を作れるように意識してみてくださいね。
（ファンファン福岡公式ライター / Akane）
