熊本県北地域の魅力を体験できる1泊2日の企画ツアーの第二弾「タマナーズリアルツアー〜この地ならではの手仕事とみかん狩を満喫する旅〜」(主催:玉名圏域定住自立圏 観光分科会)が1月25、26日に実施されました。今回は4組11人が参加。その様子をファンファン福岡編集部がレポートします! 1日目は、南関町の竹箸メーカー「ヤマチク」と小代焼の「野田窯」を訪ねました。
玉名郡・南関町役場から貸切りバスで出発!
「タマナーズリアルツアー〜この地ならではの手仕事とみかん狩を満喫する旅〜」は、熊本県北の玉名市と南関町を1泊2日で巡るリアルツアー。参加したのは、LINE公式アカウントのTamaners(タマナーズ)での募集に応募した4組11人です。今回は地域に受け継がれている手仕事の体験とみかん狩を楽しみます。
※Tamaners(旧玉名地域ぐらし)…熊本県北玉名地域のイベント情報を届けるLINE公式アカウント
集合場所であり、出発式が開かれた南関町役場(熊本県南関町)へは福岡市・博多駅から車で約1時間。新幹線の新大牟田駅からはタクシーで約12分。前回も参加したリピーターの人もいて、「お久しぶりです」という声も聞こえてきます。南関町のゆるキャラ「なんかんトッパ丸」も駆けつけて、式を盛り上げてくれました。
ツアーのナビゲーターは前回に引き続き、玉名市在住でイベントMCやテレビ番組のリポーターなどで活躍している種子島奈里(なり)さん。12月に開催されたTamanaersのオンラインツアーでもレポーターを務めていました。
竹箸メーカー「ヤマチク」で工場見学と箸作り体験
最初に訪れたのは、竹箸メーカー「ヤマチク」(南関町)。1963(昭和38)年の創業以来、半世紀にわたって国産の天然竹を使った竹箸を作り続けている会社で、機能性とデザイン性を備えた竹箸が全国的に注目されています。ここでは、工場見学をして竹箸作りに挑戦します。
一行を案内したのは、専務取締役の山崎彰悟さん。大きな竹が箸になるまでの工程を、丁寧に分かりやすく説明してくれました。
参加者は、職人さんの細かな作業など熟練した技術に興味津々。竹から箸の形状になるまで、驚くほどたくさんの工程があり、それぞれに職人の技が生かされています。
工場見学の後は、竹箸作り体験。ベースとなる竹箸の先と持ち手部分を、粗めの紙やすりで削って形を整えます。好みの形になったら、次は細かい紙やすりで全体を磨きます。キレイに磨いたら色付けし、乾燥させたら完成です。
竹箸は併設のショップのほか、ホームページからも購入できます。また今年11月11日(土)には、敷地内に新たにショップをオープンする予定だそうです。
■ヤマチク TEL0968-53-3004
小代松風焼を伝承する野田窯で作陶にトライ
次に訪れたのは、小代(しょうだい)焼の窯元「野田窯」(南関町)。7代目の窯元・野田義昭さんは、一度は閉窯していた小代焼の古松風の技法を文献や作品を頼りに再興し、継承と発展に尽力しています。
小代焼の特徴などの解説を聞いた後、「うから館」に移動して、手びねりの作陶体験。陶芸の経験がない人でも楽しく作れるようにと、野田さんが優しくアドバイス。
参加者は皿やカップなど、思い思いの作品にトライしていました。
野田窯の見学や作陶体験を希望する場合は、事前に連絡を。
■小代松風焼 野田窯 TEL0968-53-1531
温泉と豪華バイキングが人気のホテルセキアに宿泊
宿泊は、小高い山の頂にある「ホテルセキア リゾート&スパ」(南関町)。肌に優しい天然温泉と豪華なバイキングが人気のホテルです。
夕食のバイキングは、ズワイガニや熊本県特産の馬刺し、黒毛和牛ステーキ、新鮮魚の刺し身、焼きたてピザなど、約60種類メニューがずらりと並ぶ和洋中伊バイキング。好きなメニューを好きなだけ味わえるバイキングに、皆さん大満足の様子でした。
夕食の後はゆっくり温泉に浸かって、1日の疲れを癒やしました。朝食は南関町産ヒノヒカリのご飯や南関揚げのみそ汁で元気にスタートしました。
■ホテルセキア リゾート&スパ TEL0968-69-6111
熊本県北リアルツアー
問い合わせ:玉名県域定住自立圏 観光文化会
電話:092-711-5053(西日本新聞広告社内 山口)