九州の教員養成拠点大学である福岡教育大学。学校現場において高い実践力を発揮できる教員を養成するためにさまざまな取組が行われています。大学での学びについて、初等教育教員養成課程3年の笹原遥香さんと池田修理事・副学長に語ってもらいました。
学校現場で生きる学び 池田 平成28年度から本学は、学校現場で高い実践力を発揮する教員を養成するために、カリキュラム改革、教育実習の改善、学生ボランティア活動の充実、英語コミュニケーション能力の強化などを進めていますが、新しい学びはありましたか。 笹原 2年間、大学を通じて多くの学校支援ボランティア活動に参加してきましたが、子ども達は授業のこういう部分でつまずき易い…といったことを実感できました。 池田 理論と実践の往還として、現場で経験を積むことが大切ですからね。笹原さんは、福岡県が実施しているボランティア推進事業にも参加しているとのこと。 笹原 はい「、青少年アンビシャス運動」の福岡地域のリーダーとして、放課後等の子どもの遊び場コーディネートや、ボランティア参加者同士をつなぐ役割を果たしています。 池田 小・中学校の教員になると、授業ばかりでなく学校と地域、保護者などとをつなぐ役割も担わなければなりません。青年リーダーの仕事は、まさにそれと同じで、学校現場に着任した時に、その経験が必ず生きてきます。 笹原 大学では珍しい「クラス担任制」があるのも、福教大の良さだと感じました。担当の先生から修学や進路などについて、きめ細やかに指導していただいており、すごく心強いです。 池田 英語コミュニケーションを学べる「英語習得院」や教員採用試験に向けた特別講座を開講する「キャリア支援センター」など、本学の特色ある教育支援体制も大いに活用して、実践力の高い教員を目指してください。
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