<入園後の悩み>懇談会での役員決めや子どもの登園拒否 私はこう乗り切った!

 わが子の入園に成長をしみじみと感じる一方、新しい環境に期待と不安もありますよね。第1子の娘の時は、何があるの? どうするの? と毎日不安でいっぱいでした。最初の壁を私はこう乗り切ったよ! というあるあるエピソードを2つお話しします。

目次

ドキドキの入園式を終えて、懇談会へ

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 ドキドキの入園式が終わると、担任の先生と保護者との懇談会があります。先生の自己紹介に始まり、今後1年間の内容はこうですよ、というお話です。

 その懇談会の前後で、ひときわ目立つ集団のママ達がいました。皆、とても華やかでキラキラしています。
 上にお姉ちゃんやお兄ちゃんがいて、
 「久しぶりぃ」
 「一緒のクラスだったね~!」などと話しているママ達です。

 娘は第1子。本当に顔見知りが1人もいなかったので、こういう時間は苦手で早く過ぎないかなと思っていました。そしていよいよ、1年間の係を決める時間です。先生が主導ではなく、既に決まっている他学年の役員さんたちの主導で始まりました。
 「今年度の役員に立候補して頂ける方、挙手をお願いします」と、テキパキと進んでいきます。

 ひときわ目立つ集団ママ達の見えないプレッシャー「あなたたち、どうするの?」という声が聞こえてきそうな雰囲気にのみ込まれそうでした。ふと、ひらめいたのは、「あ、友達いないなら、私、係やっちゃおう!」でした。そうすれば、1年間誰も知らない環境からは脱出できる! それが私が出した決断でした。

 一緒の係になった方が、最初のひときわ目立つ集団のひとり、派手なママ。上は中学生から小学生までの4人と、今回で5人目の年少さんという子育て大ベテランの方。
 「初めてなので、何かわからない事があったら、ご連絡してもいいですか?」と言ってみました。すると、
 「もちろん! 何でも聞いてね」との事で連絡先も交換。

 一気に心強くなり、最初の不安はどこかへ行ってしまいました。

いよいよ通園がスタート! 娘の登園拒否

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 いよいよ娘も年少さんです。入園して2週間くらいたったころ、幼稚園というものがどういう所か分かってきたようで、朝、用意する時間になると少しずつぐずるようになってきました。

 そして、とうとう
 「ようちえん、いきたくない!」と泣いて全く用意をしなくなりました。
 「何が嫌なの?」と聞いても、
 「ママがいい! おうちがいい!」の一点張りです。

 幼稚園のバスの時間もあって、いよいよ用意しないと間に合わないとなり、本当に困ったなぁ、みんなどうやってこの壁を乗り越えているの? と思っていました。

 当時の娘のお気に入りは、し○じろうと電話ごっこ。娘に見つからないように、家の電話から私のスマホへ電話をかけました。そして娘に聞こえるようにスマホを手にして言ってみました。

 「もしもし? え? し○じろうですか? おはようございます。娘はとても元気ですよ! あ、でも、行きたくないと言って泣いていて…。今、とても困っているんです」と話して、娘の方をチラッと見ました。

 すると、娘は泣き止んで、じっと私の会話を聞いているのです。
 「しまじろうくん、どうしたらいいですか?」と言ってみました。そしてわざと大きな声で
 「ええっ! そうなんですね。わかりました。娘に伝えます」と言って切りました。

 近寄ってきた娘に、私は
 「泣いてもいいんだよ。し○じろうも最初は行きたくなかったよ。でもね、先生もお友達もきっと幼稚園で待ってるよー、だって」と言ってみました。
 すると、娘はだまって頷き、用意を始めたのです。私が何を言っても聞こうとしなかった娘が、し○じろうが同じことを言うと素直に聞いたのです! その日からお着替えの時間になるとし○じろうからの電話で、楽しく用意するようになりました。

はじめは誰でも初心者

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 初めて子どもが入園するのあのドキドキは本当に忘れられません。私はベテランママと知り合いになったことで園生活も一気に心が楽になって本当に良かったなと思います。

 実は、娘はもう中学生ですが、今でもし○じろうと一緒に寝るほど仲良し。幼稚園と小学校の宿泊訓練にもコッソリとし○じろうを持参するほどでした。
 気づけば私も3人のママ。また新学期が始まるので、不安そうなママを見かけたら今度は私から声をかけてみようかと思います。

(ファンファン公式ライター/MILKYFIRST)

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