子どもの勘違いは、クスっと笑ってしまうかわいいものが多いですよね。わが家の双子の娘達も、5歳になったばかりの頃に、私の食べすぎが原因でまさかの勘違いをしました。保育園で広がっていた噂とは… 今回は大爆笑エピソードを紹介します。
カニ鍋を食べすぎたら…
両親が北海道旅行のお土産で大量のカニを送ってくれたので、その日の夕飯はカニ鍋をすることにしました。
あまりのおいしさに、普段ダイエットをしている私も、夫から
「食べ過ぎ…」とドン引きされるくらい、ついつい食べ過ぎてしまったのです。これが、悲劇の始まりになるとは思いもしませんでした。
その日の夜。
娘達と一緒にお風呂に入った時です。食べ過ぎてしまった私のぽっこりお腹を見て、娘達が目を輝かせながら
「ママのお腹に赤ちゃんいるの?」と聞いてきたのです。
まさかの質問に私は自分のお腹を見て笑いながら、
「えー! いるかもね!」と冗談で言いました。
すると、娘達は顔を見合わせて嬉しそうに
「妹がいいなぁ」と言いながら私のお腹をさすってきます。かわいなぁと思いながらも
「冗談だよ!」と付け加えましたが、興奮している娘達の耳には届いていないようでした。
私は、娘達に妹か弟ができたらこんな感じになるのだな、かわいいなとしか思っておらず、赤ちゃんの話は終わったつもりでいたのですが…。
赤ちゃん騒動!
数日後。いつも通り娘達を保育園に迎えに行くと、担任の先生がニコニコしながら
「おめでとうございます! いつ頃出産予定なのですか?」と聞いてきました。
身に覚えもなく、先生からそのようなことを言われると予想もしていなかった私。あまりにびっくりしたので、気が動転しながらも
「あの… 妊娠していないのですが…」と伝えると、先生が申し訳なさそうに、
「AちゃんとBちゃん(娘達)が、嬉しそうにそう言っていたので… 失礼しました…」と謝っていました。
先生に申し訳なくなり、
「食べ過ぎてお腹が出てしまい、娘達が勘違いしたのでは…」と正直に伝えると、先生は
「このくらいの年齢のお子さんは、大人がびっくりする勘違いをする時がありますよね!」と言って大爆笑。そばにいた娘達は、わけも分からずにキョトンとした様子。
家に帰宅したら、娘達に「ママのお腹には赤ちゃんはいないよ」と、きちんと説明しなくてはと思いながら、娘達と手をつないで、その場を離れました。
そして保育園を出ようとしたその時でした。テンション高めのママ友数人が駆け寄ってきて、笑顔で
「おめでとう! AちゃんBちゃんに妹ができるって聞いたよ!」と声をかけてきたのです!
私は、また驚きながらも「そんな事実はない」と先生に言ったのと同じように説明しました。ママ友達も、そんな勘違いがあるんだと、大爆笑。
私は、自分が食べすぎたせいで、娘達を勘違いさせてしまったと罪悪感を感じながら家へと向かったのです。
娘達の反応は?
帰宅後に、私は真剣な面持ちで娘達の目を見て、
「ママのお腹の中には赤ちゃんはいないよ。AちゃんBちゃんも食べ過ぎるとお腹がポッコリするよね? ママも食べ過ぎるとそうなっちゃうの。勘違いさせてごめんね…」と伝えました。
娘達は悲しそうに
「赤ちゃんはいないんだね」と言って納得してくれましたが、そばにいて話を聞いていた夫は、ずっと大爆笑!
その後、娘達が勘違いしてしまったことは、その場ですぐ訂正するように心がけるようになりました。この赤ちゃん騒動は、今でもわが家の大爆笑ストーリーになっています。
(ファンファン福岡公式ライター / miyuki)