意外と多い「北九州発祥」。
■競い合うことが好きな北九州 小倉競馬、小倉競輪、若松ボート。1つの都市にこれだけの競技場が集中しているのは全国的に見ても珍しいのではないでしょうか。 少し足をのばせば芦屋にボート場、飯塚にオートレース場もあり、各地で日々熱い戦いが繰り広げられています。 これだけ競技場が集中しているにもかかわらず、どこも連日大勢の観客が押し寄せています。どうやら北九州は互いに高いレベルで競い合う様子を眺めて一喜一憂するのが好きなようですね。 ■実は競輪も北九州発祥だ! そんな北九州ですが、「なぜこんなに競技熱が高いのか」という理由のひとつに、競輪の発祥地であるからということが挙げられます。 パンチパーマやアーケードなど北九州発祥のモノやコトは結構多いのですが、実は競輪も1948年に北九州で最初のレースが行われており、開催地となった小倉競輪場(当時は三萩野競輪場)は日本で最初に出来た競輪場として知られています。 現在、三萩野公園の北入口附近に発祥碑があり、ここが発祥の地であることを物語っています。 ■北九州メディアドームは北九州人自慢の施設 三萩野競輪場はその後小倉競輪場と名前を変えましたが、老朽化に伴い1998年に誕生した北九州メディアドームに移転、現在は三萩野公園芝生広場となっています。 この北九州メディアドームですが、競輪場だけでなく大規模アリーナや会議室なども併設。大物アーティストの公演もたびたび開催されており、北九州自慢の施設です。 競輪場も「バンク走行会」と称して一般に開放される日もあり、広く地域に愛される施設となっています。