【ご近所トラブル】お隣の家庭菜園がきっかけで、両隣の家から板挟み状態に!

 ご近所付き合いってホントに難しいですよね。誰からにでも好かれようとは思わないですが、お互い気持ちよく生活していくためにはある程度は仲良くしておく必要があると思っています。そんななか、近所で起こった出来事をお伝えしたいと思います。

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お隣さんが家庭菜園を始めると…

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 わが家は一戸建て。隣は昔からこの土地に住んでいるおばあちゃんが、孫と一緒に3世代で住んでいます。もう反対隣の家は、新築一戸建てに住むAさん夫妻でした。

 おばあちゃんは畑仕事をしながら、一緒に住んでいる孫のお世話もしているようです。普段は野菜をおすそ分けしてくれたり、お菓子をくれたりと優しいおばあちゃんですが、
 「~しなさい!」
 「〇〇って言ったじゃろうが!!」などと、お孫さんには厳しい口調で注意されている声が聞こえていました。

 ある休日、Aさんが自宅の庭に穴を掘っていました。私が
 「何かされるんですか~?」とたずねると
 「家庭菜園をしようと思って」と言われました。

 しかしその穴はわが家の外構に沿って掘られていたのです。わが家とAさんとは、ブロックとフェンスだけで仕切られており、すぐ隣はAさんの庭という造りです。
 細かいですが、わが家の方が家を建てるのが早かったので、外構費用はすべて負担しています。わが家のブロックがボロボロにならないか、影響があるのではないかと心配でした。ただ、私も家庭菜園はしていたので仲間が出来たようで嬉しい気持ちもありました。

両隣のお家同士で険悪な雰囲気

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 その数日後、子どもを外で遊ばせているとAさんの奥さんが
 「ちょっと聞いて下さいよ!」と怒った口調で私の所に来ました。話を聞くと…

 Aさん夫婦が、家庭菜園のために掘った土を裏の草やぶに捨てていたそうです。
 それを見ていたおばあちゃんから
 「水はけが悪くなるから土を捨てないで!」と注意をされ、
 「あなたが家を建てたせいでうちの野菜が育たなくなった!」と文句を言われたという内容でした。

 Aさん夫妻が土を捨てた場所は、元々はおばあちゃんの土地です。ですが草刈などの管理が出来ないという理由でおばあちゃんから
 「そこの土地は好きなようにしていい」と言われていたそうです。今まで代わりに土地の管理をしていたのに、今回おばあちゃんから言われた内容が納得できないようでした。

 おばあちゃんが育てている畑はAさんの家の裏にあり、陰になっていたのでそのようなことを言われたと思います。
 ただ、2人のやりとりの一部始終を見ていたわけではないので否定も肯定もせず
 「そうだったんですね~」と聞き役に徹しました。

 その数日後、庭先で子どもと遊んでいるとおばあちゃんが来て
 「あんたんとこも嫌なら嫌でちゃーんと言わないと家がダメになるばい! 雨が降ったら水はけが悪くなるのに、勝手に人の土地に泥を捨てるんよ。勝手に捨てたらダメよね~?」と話しかけてこられました。

 外構のことは気になっていましたが、今更「うちが出した費用ですのでやめて下さい」とは言えないし、もし言ったら近所付き合いがダメになるかもという気持ちでした。

間に挟まれるわが家

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 両隣の家それぞれから事情を聞いた数カ月の間、私は間に挟まれて生活しづらい状況でした。
 Aさん夫妻の「草やぶを管理していたから泥くらい捨てていいだろう」という考えも、おばあちゃんの「いくら管理していたとはいえ勝手に捨てられたら困る」という、どちらの意見もとても分かります。
 また誰も悪くないんだけど「日が当たらずに野菜が育たなくなった」と、つい言ってしまったおばあちゃんの悲しい気持ちも共感できます。

 あれから数年経ちますが、わが家の外構は今のところ特に変わりはありません。Aさん夫妻がお子さんと一緒に野菜を収穫する姿をみると、私の気持ちがほっこりとするので外構のことは気にしないようにしました。
 
 両隣のお隣さん同士で、会話などしているところは見たことはありませんが、特にトラブルなく過ごしています。住む場所を選べることが出来てもお隣さんを選べるわけではない。どちらの味方につかず、ギスギスしないようにしないといけない近所付き合いは、難しいなと思う出来事でした。

(ファンファン福岡公式ライター/S.happylife)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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