めっきり肌寒くなってきて秋ももうすぐ終わりそう!冬本番を迎える前に、今年最後の「読書の秋」を堪能してみては? 貴方のお好みの一冊がきっと見つかるはず♪
『大人体型の「きれい」を引き出す着こなしの作戦』(窪田千紘・著/講談社)
「すぐマネできるスタイル」を「普通の女性たち」が届けるというコンセプト通り、本書に掲載されているコーデはどれも思わずお手本にしたくなるものばかりです。 実際、読者の女性から「試しにブログで紹介しているコーデをそのままマネしてみたら、本当にいつもより痩せて見えてびっくり」というコメントも届いているそう。モデルの「原田さん」の関西弁も親しみやすく、ずっと手元に残しておきたい一冊です。
『自衛隊防災BOOK』(マガジンハウス・編/マガジンハウス)
「防災・危機管理のプロ」自衛隊が、地震や火災などの災害から、日常生活の「困った」まで、ピンチに役立つノウハウをわかりやすく教えてくれます。安全な避難方法やケガの治療法、さらに水難時にシャツを浮き輪に変える方法など、思わず友達に教えたくなるものも。 子供も親しめるかわいいイラストが満載なので、家族で防災を考えるきっかけにもバッチリ。楽しく読めて、いざというとき頼りになる。そんな「ニクイ」一冊です。
『チキンラーメンの女房 実録 安藤仁子』(安藤百福発明記念館・編/中央公論新社)
10月からNHKの朝ドラ『まんぷく』が始まりました。ヒロインのモデルは、日清食品の創業者にして「チキンラーメン」を発明した安藤百福の妻・仁子です。本書は、その仁子の実録。 困難な時代を夫婦手を取り合って切り抜けてきた姿には、明るさが感じられます。日々の生活の中で、苦労や悩みをかかえている人も多いでしょうが、たくましく生きた先人の実話に勇気がもらえます。
『みうたさんのお芋の菓子箱』(江島雅歌・著/農文協)
まさに「無限芋」を可能にするレシピ集です。低カロリーなさといもは、粘りがあるからアイスにぴったりなんて!芋ようかんに寒天もゼラチンもいらないなんて!目からウロコのシンプル材料&作り方に驚きです。 出版は2009年だけど、最近はシルクスイートなどのより甘い品種のさつまいもが出現しているから、それを使えば砂糖類もほとんどいらないかも。簡単でヘルシーなおやつを作りたいなら、まず手に取るべき一冊です。
『14歳、明日の時間割』(鈴木るりか・著/小学館)
話題の中学生作家による、7つの物語からなる短編小説集です。全部の話に出てくる「中原くん」がとにかくイケメンすぎて驚く!こんなにスマートで他人との距離の取り方が上手い中学2年生いる?今どきはいるのか?もし昔いたら絶対惚れてます・・・。 そんな彼が1ヶ所だけ感情をむきだしにする場面に、ますますキュン。登場人物と同年代の子たちが読んだ感想もぜひ聞いてみたい、いろいろなひとに読んでほしいと思う一冊です。
『日本人の9割がやっている 残念な習慣』(ホームライフ取材班・編/青春出版社)
ふだん、なにげなくやっている習慣的な行動が無意味、逆効果、危ない、損をする……といったことをわかりやすく教えてくれる新書です。個人的にいちばんショックを受けた「残念な習慣」は、目薬に関するものでした。 「さしたあと、目をパチパチしてなじませる」です。みんな、やりますよね? これをやってしまうと、薬が目にとどまらず涙といっしょに、のどへ流れ出るそう。正しいさし方は本文で確認してください。
『30歳で星座が変わる!アラサー星占い』(Love Me Do・著 峰なゆか・絵/学研プラス)
峰なゆかさんのイラストもかわいく読みやすい! 30歳前後に人生に対してネガティブになりそうな変化が数多くあったのですが、この本を読んでなるほど! と思いました。 巻末にはこれからの12年と、何をテーマにして生きていけばよいかも書かれています。当時ほど変化に戸惑うことも少なくなりましたが、これから何か変化を感じたら本を開いて見直したいですね。
『漂流児童』(石井光太・著/潮出版社)
児童虐待のニュースを目にするたびに胸が痛くなります。どうして、こうした悲しい事件がなくならないんだろうと思います。本書は、虐待その他さまざまな理由で社会のレールをはずれた人たちを取り上げたノンフィクションです。 主に児童福祉の現場など、支援する側の人たちにスポットを当てています。その人たちの熱意を文章を通じて知るうちに、他人任せにしているだけではダメなのだと気づかされます。
『許せないを許してみる 籠池のおかん「300日」本音獄中記』(籠池諄子・著/双葉社)
マスコミの報道は沈静化したとはいえ、係争中という意味ではまだ「現在進行形」の事件の主人公が書いた手紙をまとめた本です。ひとまず、たくさん報道されてきたこの事件に関する情報とは切り離して、どれだけ客観的に読めるか、読み手の姿勢が問われる本でした。 誰が善人で、誰が悪者なのか、固定観念から離れて読むことで得るものが多い本だと感じました。
『アンと青春』(坂木司・著/光文社)
作中に登場する和菓子の描写が繊細で、何よりアンちゃんが美味しそうに、幸せそうに食べているので、「どんな和菓子なんだろう?」と思わずインターネットで検索するほど。 読めば読むほどデパ地下の和菓子屋さんに親しみを感じる作品です。 オン・オフのギャップがたまらない、乙女系イケメン立花くんとの今後も気になるところです。頑張れ、立花くん! 皆様、お気に入りの一冊は見つかりましたか? 来月もとっておきの本を紹介しますので、楽しみにしていてくださいね!