勇気を出して告白したのに、答えを保留にされると不安でたまらなくなってしまうのも無理はありません。
どのくらいの期間待つべきなのか、待っている間はどのような気持ちでいるべきなのか、悩んでしまうでしょう。
この記事では、告白を保留する側の心理と、保留にされたときの過ごし方を紹介します。
【男女111人に聞いた】告白の返事を保留にされた後、付き合えた割合は?
ファンファン福岡では、告白の返事を保留にされた後の結果についてアンケートを実施しました。
一度告白の返事を保留された後、付き合えた割合は男性で49%、女性で47%でした。男性のほうが若干多い結果となりましたが、ほぼ半数の方は告白を保留にされた後でも前向きな答えがもらえていることがわかりました。
男女111人に大調査!異性からの告白を保留にしたことはある?
告白を保留にした経験があるかどうかについても、アンケートを実施しました。その結果、女性からの告白を保留にした経験がある男性は24%であり、ないと回答した方は76%でした。
一方、男性からの告白を保留にした経験がある女性は45%であり、約半数の方は返事を先送りにしたことがあると回答しました。
男女111人の実体験からわかる!告白を保留にする理由
そもそも、告白されてすぐに返事ができず、答えを保留にしてしまう理由にはどのようなものがあるのでしょうか。
好意をもっている相手だったらすぐにでも返事ができるはず。しかし、告白された側の心理はそう簡単ではないのかもしれません。
告白を保留にする人の心理を紹介します。
急なことで驚いてしまった
考えられる理由のひとつに、「あなたから告白されることをまったく予想していなかった」というものがあります。
友達期間が長かった場合や、恋愛対象として見たことがなかった場合などが該当するかもしれません。
突然の告白でうれしい気持ちはあったものの、恋人として付き合っていけるかじっくり考えたいので、返事を保留にした可能性があるでしょう。
「相手についてよく理解をしたいと思ったから」(32歳/男性)
「本当にこの女性と付き合って、幸せになるのかを真剣に考えたかったから」(26歳/男性)
「突然過ぎて、普通に「待って」と言った」(21歳/女性)
「あまり話したことがない相手からの急な告白だったので、冷静になる時間が欲しかったから」(25歳/女性)
今までの関係を崩したくない
今まで友達や同僚、趣味仲間として、仲よく過ごしていた間柄のふたりにはあり得るパターンです。
恋人同士になることでこれまで通りの関係ではいられなくなってしまうのではないか、といった気持ちから、告白の返事を迷っているのかもしれません。
友達としては最高の相手だけれど、恋人としてうまくやっていける自信を持てないでいることも考えられるでしょう。
「付き合うほどではないけども、友達としては失いたくないので先延ばし目的で保留してしまった」(33歳/男性)
「付き合う気はないけど、好かれていたい人だったから」(33歳/女性)
「相手のことを仲のよい友達、飲み仲間だと思っていても、特に恋愛感情がその時にはまったくなかったため」(35歳/女性)
ほかの人と比較したい
実はほかに気になる相手がいるケースです。恋人候補を探していていい感じの相手が見つかった、あるいは本命の異性には恋人がいるなどの場合が考えられます。
その相手との関係が進展するかしないかで、あなたからの告白を受けるかどうか考えている可能性もあります。
つまりは、相手とうまくいかなければあなたと付き合い、相手とうまくいけば断ろうとしているのかもしれません。
「告白された人と別に気になる人がいたから、どっちを選ぶか少し考えたかったから」(23歳/男性)
「もっといい人がいるかもしれないから」(20歳/男性)
「ほかにもいい感じになっている相手がいたから」(29歳/女性)
付き合う気はないけど気まずくなりたくなかった
告白を断るつもりだけれど、その場で断ると気まずい雰囲気になってしまうので、とりあえずは保留にしたというパターンもあります。
この場合、告白は断る前提で、ただその場しのぎで保留にしただけなので、今後付き合える可能性はあまりないと考えられます。
「とりあえず、様子をみる」(33歳/男性)
「相手が可もなく不可もなく…という方だったので、どう答えてよいかわからずに保留にし、のちにメッセージアプリにて断った」(23歳/女性)
「断りづらかったため」(35歳/女性)
元恋人に未練がある
付き合っている人がいないにも関わらず告白を保留にするのは、まだ前の恋人が忘れられないからなのかもしれません。
復縁したいと思っているときに告白されると、気持ちが揺れてしまうこともあるでしょう。自分の気持ちを整理するために、少し時間がほしいといっている場合があります。
答えを急かしたくなる気持ちもありますが、相手が返事に迷っているときは、温かい目で見守ってあげましょう。
「元カノの事を引きずってる時に告白されたから」(27歳/男性)
「まだ前好きだった人のことを思っていたから」(20歳/女性)
男女111人にこっそり調査!告白保留中に、もう一度異性をデートに誘うのはあり?
相手の返事を待っている間に、もう一度デートに誘うのはありなのか、気になる方もいるでしょう。ファンファン福岡が行ったアンケートでは、「あり」と回答した男性は37%、女性で20%でした。
一方、「なし」と回答した男性は29%、女性は30%です。「様子を見たい」と回答した人は男性で33%、女性で50%で男女差がみられました。
男性はもう一度アプローチしようと考える人が多く、女性は様子見と回答する人が多いことから、女性のほうが行動までのハードルが高いことがわかります。
告白保留中にもう一度デートに誘うのは「あり派」の意見
告白を保留にされている期間にもよりますが、「もう一度相手をデートに誘ってもいいのかな」と思う人もいるでしょう。
まずは、告白を保留にされている間にもう一度異性に告白するのは「あり」と考える人の意見をみていきましょう!
好きな気持ちをアピールしたい
「待っているだけでは気持ちは伝わらない」と思っている人は、告白を保留にされている期間でももう一度異性をデートに誘おうとすることがあります。デートに誘ってアピールすることで、相手に対する本気度が伝わると思っているからです。
会って気持ちを伝えた上で断られても仕方がないと、潔く割り切れるタイプに多いようです。
「好きをアピールできるから」(34歳/男性)
「自分がどれぐらい相手のことを真剣に考えているかをデートをしながら伝えるため」(27歳/男性)
「何もアピールしないのは勿体ないので誘ってみるのはいいと思う。その上で断られたら仕方ないが、何もしないよりはなにか行動に移した方がいい」(25歳/女性)
「やっぱりこの人、と思ってもらえるようにする」(32歳/女性)
チャンスを広げたい
チャンスはどこに転がっているかわかりません。告白保留中にもう一度デートに誘う派の人は、「保留にされたからといって行動しないのは勿体ない」と考えています。
もう一度デートに誘ってOKしてもらったら、このチャンスを活かしましょう。会うことがきっかけとなり、仲よくなれるかもしれません。
「保留と言うことはまだチャンスがあるから」(35歳/男性)
「仲よくなれればチャンスが増えると思うから」(27歳/男性)
「自分から行動しないと何も変わらないと思ったから」(26歳/女性)
相手が迷っているからこそ会いたい
すぐに返事ができないのは、恋人関係に発展するのが怖いと思っている可能性があります。好きな気持ちがあっても、ふたりの関係性が変わってしまうなら友達のままのほうがいいと思っていることも。
相手があと一歩前に進めないときにデートに誘えば、気持ちに変化がみられるかもしれません。
「相手が迷っているなら攻めるべき」(20歳/男性)
「押しまくればいいこともあるから」(26歳/男性)
「会いたかったから」(31歳/男性)
告白保留中にもう一度デートに誘うのは「なし派」の意見
反対に、告白を保留にされている間にもう一度デートに誘うことなんてできない、と考えている人はどのような気持ちなのでしょうか?
しつこいと思われたくない
告白を保留にしているのにデートに誘われると、相手によっては不快感を抱きかねません。受け取り方は人それぞれですが、息苦しさやストレスを感じてしまうことも。
そんな気持ちを察して、もう一度デートに誘うことなく相手からのアクションを待ちます。
「しつこいと思われるため」(35歳/男性)
「くどいと思うから」(29歳/男性)
「押しが強すぎると思われるから」(25歳/女性)
「しつこすぎると冷められてしまうから」(24歳/女性)
相手に悪いイメージを与えたくない
関係がはっきりしていない間に会う約束をすると、お互い気まずい雰囲気になってしまうことも考えられます。
また、相手との温度感が違えば、煙たがられてしまう可能性もあるでしょう。嫌われるのが怖いと思えば思うほど、告白を保留にされている間は消極的になりがちです。
「保留の状態でグイグイ行きすぎると引かれると思う」(23歳/男性)
「煙たがられると思う」(25歳/男性)
「待ってと言われているのにグイグイ行くと嫌われるかな?と思ってしまうから」(20歳/女性)
告白保留中は「様子を見たい」と考える人の意見
告白保留中は、特に行動することなく相手の返事を待とうとしている人もいます。なぜそう思うのか、理由を聞いてみました。
相手のタイプや状況はわからないから行動できない
告白を保留にされている間、「デートに誘われてうれしい」と思う人もいれば、「何で返事を待ってくれないのか」と嫌悪感を抱く人もいます。
相手がどちらのタイプに当てはまるのかわからないときは、あえて行動せずに様子を見たほうがよいケースもあります。
「状況によるのでなんとも言えない。好感触だが訳ありで保留されている場合はありだと思う」(32歳/男性)
「何故保留にされたのかを自分で分析し、その結果次第でアクションを決めたほうがいいと思うため」(27歳/男性)
「微妙な感じでデートに行っても心から楽しめないような感じがするから」(25歳/女性)
相手に焦っている印象を与えたくない
自分が焦っている様子は、相手にプレッシャーを感じさせてしまうことも。焦って次の行動に移そうとすることで、相手の気持ちに配慮がないと思われてしまう可能性があります。相手との関係性にもよりますが、様子を見たいと考えるようです。
「相手のペースをかき乱すことで、事態を混乱させてしまいそうだから」(33歳/男性)
「余裕がなく焦って見えるから、遊ばれてしまいそう」(31歳/女性)
「あまりアプローチが過ぎると逆効果になると思うので、それまでの相手との関係性次第だと思う」(33歳/女性)
結果が読めないから様子をみる
すぐに返事がもらえないときは、それなりの理由があります。あなたを好きな気持ちがあっても、過去のトラウマや将来のことを考えると、すぐにOKを出せないこともあるでしょう。そのため、駆け引きしながら相手の様子をうかがうことも。
「よくも悪くもなことになってしまうため」(22歳/男性)
「ガッツリいけないから」(35歳/男性)
「好きだと伝えても保留にするには理由があると思うので駆け引きしながら様子見る」(35歳/女性)
「駆け引きが大事なので様子見ながら攻めるよりは待つ」(34歳/女性)
経験者に聞いた!返事を待つ保留期間にすべきこと
保留期間が長くなればなるほど、フラれてしまうのではないか、といったネガティブな思考で気持ちも沈んでしまいがちです。
保留期間に後押しすることで成功するケースもあるので、ただ待つだけでなく前向きに行動してみることが大切です。告白が保留にされている間にどのようなことを意識していたのか、男女111人に聞いてみました。
お礼を伝える
まずは、返事を考えてくれていることに対して、必ずお礼を伝えるようにしましょう。相手はあなたとの関係や自分の気持ちと向き合い、答えを出そうと真剣に考えてくれています。
すぐに即答できなかった相手の気持ちに寄り添い、返事をくれなかったことを責めるようなことは避けるのがベターです。
「追って連絡しないこと」(23歳/男性)
「ただひたすら返事を待った」(35歳/男性)
適度に連絡を取り続ける
毎日連絡をすると面倒くさいと思われてしまう可能性があるので、たまに連絡をする程度にするのがおすすめです。
まったく連絡を取らずに相手の返事を待つのもありですが、音信不通の期間が長くなると告白をなかったことにされてしまう可能性があります。
告白の返事がよいものでなかったとしても、返事ははっきり聞かせてほしいですよね。なあなあにされてごまかされるのを防ぐためにも、気まずい雰囲気を作らないためにも、今まで通りにたまに連絡は取るようにするとよいでしょう。
「何度か電話をする。保留されていた間、会えなかったため」(30歳/男性)
アプローチは続ける
相手が告白を保留にしているのは、あと一歩の決め手となるものが足りないからかもしれません。
そんなとき、あなたから以下のアプローチをすれば、「こんなに思ってくれるなら付き合ってみよう」と感じてもらえる可能性があります。
- この間も伝えたけど、やっぱり〇〇くんのことが好きだよ
- 〇〇くんの△△なところが好き
- これから先も一緒にいられたらうれしい
これらの言葉で、あなたの気持ちが変わらないことをアピールしてみましょう。あなたの真剣で強い思いが伝われば、相手も安心して告白を受けることができるでしょう。
「付き合える可能性もアップさせるために、喜んでくれるようなデートに誘った」(33歳/男性)
「LINEを積極的にした」(35歳/男性)
「悪い反応ではなかったので、たくさん連絡をとり、自分をアピールしまくった」(21歳/女性)
いつもと同じ態度で接する
対面で会う機会がある場合には、気まずい雰囲気を作らず今まで通りに接するよう心がけてみてください。
相手は「告白を保留にしているから話しかけにくい」と引け目を感じてしまっているかもしれません。できればあなたは今まで通りの態度を取り、あなたから話しかけるようにするとよいでしょう。
「できるだけ自然に振舞っていたのと、今まで以上に優しく接したり清潔感など自分磨きをした」(23歳/男性)
「できるだけいつも通り接した」(30歳/男性)
「普段通り接するように心掛けた」(35歳/女性)
「変に意識して自分をよく見せようとすると空回りするので、特に何もせず普通に過ごすことに集中した」(27歳/女性)
自分磨きをする
返事を待っている間に、自分磨きをする人もいます。筋トレをしたり、スキンケアに力を入れたりするなど外見だけでなく、内面も整えることをおすすめします。
気になる資格がある人は、この機会に資格取得に向けて勉強するのもあり。勉強に集中していると、気持ちが分散されて気分転換になります。
「筋トレ」(26歳/男性)
「メールをしたり、出かけたりした。自分磨きを頑張った」(33歳/女性)
「スキンケアに力を入れたり、資格取得の勉強をしたり自分磨きを頑張りました」(34歳/女性)
返事を急かさない
保留にされる時間が長くなると、不安は増し、返事を急かしたくなってしまうのは当然です。
いよいよ待つのがつらくなったり、そのことばかり考えてほかのことに手がつかなくなったりするようなら、やんわりと返事を急かしてもよいでしょう。
しかし、責めるような口調にならないように要注意。
- 急かすようで申し訳ないんだけど、待つのがつらいから告白の返事を聞いてもいい?
- 断るつもりならはっきり言ってくれて構わないよ
- 考えてくれているのにごめんね。いつまでに答えが出そうかな?
このように、責める意図はないことを付け加えたうえで、催促してみるとよいかもしれません。
「ただひたすら返事を待った」(35歳/男性)
「なるべく連絡を控えること」(25歳/女性)
「追いかけすぎず適度な距離をとる」(29歳/女性)
長期返事がなければあきらめるタイミングかも
保留期間が1カ月以上になった場合は、次の恋を探すタイミングかもしれません。
連絡をしても返事がなかったり、「もうそろそろ返事がほしい」と伝えてもごまかされたりするようなら、脈なしの可能性が高いです。
いつまでも待ち続けるのは苦しいことなので、「相手とはご縁がなかったんだ」「もっと私に会うパートナーがいるはず」と割り切ってしまうのも方法のひとつです。
告白を保留にしたいときに気をつけるべきこと
反対に、自分が告白された側ですぐに返事ができないとき、告白を保留にしたいと考えることもあるでしょう。
そんなときは以下の項目に注意して考える時間をもらうようにしてくださいね。
告白に対してのお礼は必ずする
告白はとても勇気のいることですよね。勇気を振り絞って告白してくれた相手には、まずお礼を伝えましょう。
- 告白してくれてありがとう。考えたいから少し時間がほしいです。
- 〇〇日までには返事をするので、待っててもらえますか?
お礼に添えて、具体的な日にちを伝えると相手は安心するでしょう。
友達関係を壊したくなかった場合など、内心「告白されたくなかった……」と思うこともあるかもしれません。しかし、その感情は隠して必ずお礼はするようにしてくださいね。
あいまいな態度のままごまかさない
付き合うつもりがない場合、告白を断るほうもつらいものです。できれば返事を保留にしたまま、相手があきらめてくれるのを待ちたいと考えてしまうこともあるでしょう。
しかし、思いを伝えてくれた相手に対して、不誠実な態度を取るのはおすすめできません。
返事をあいまいにしたまま音信不通になったり、長期間放置したりするようなことは避け、しっかり返事をしましょう。
周囲に言いふらさない
まだ答えが出ていない段階で、相手に告白されたことをまわりに言いふらすのはよくありません。
付き合うことになったのならよいのですが、まだ保留期間なのに「告白されたんだよね」「付き合うか迷っているんだよね」などと言いふらすと、相手の耳に入ったとき彼はショックを受けてしまうはず。
ひとりで抱え込むのがつらいときは、信頼できる相手にだけ打ち明けて、アドバイスを求めるとよいでしょう。
なるべく早い返事を心がける
反対の立場になって考えると想像しやすいと思いますが、相手はあなたからの返答を緊張したまま今か今かと待っているはずです。
待つ期間が1週間でも長く感じるのに、何の音沙汰もないまま2週間や1カ月が経ってしまうと、相手を深く傷つけてしまうでしょう。
なかなか答えを出すのが難しいかもしれませんが、できるだけ早い返事を心がけることが大切です。
告白を保留にされたときは適度なアプローチが有効
告白を保留にする心理はさまざまあり、脈なしと決まったわけではありません。やりすぎには注意ですが、適度に連絡を取り、アプローチを続けることで保留から成功に変わることもあり得ます。
相手がどの点で迷っているのか、何を不安に思っているのかを見極めることができれば告白の成功率もアップします。
急かさず、相手の気持ちを尊重しながら、アピールをしてみましょう。
【データ出典】
恋愛に関するアンケート
調査日:2024年8月1日~8月11日
有効回答数:111人
(インターネットによる20~35歳の男性・女性へのアンケート調査)
(ファンファン福岡公式ライター / Yumi)