家庭料理の代表格「肉じゃが」。その肉じゃがの「肉」、地域によって異なるってご存知でしたか?
■「男の胃袋を掴むなら肉じゃが」伝説 「所変われば品変わる」とは昔から言い伝えられたことわざですが、現代でも地域によって大きく異なる文化があります。食文化などはその典型。地域ごとに独自の食文化が根付いており、転勤や移住などで別の地域に引っ越すとその土地の食文化に驚かされることがあります。 さて、福岡から就職のために上京してしばらくして、神奈川出身の彼女ができました。その彼女がある日家で晩御飯を作ってくれたんですね。そう、定番の肉じゃがです。 当時から「男の胃袋を掴むなら肉じゃが」というのは定番であり、自分も大好物だったのでワクワクしながら出来上がるのを待っていました。そしてテーブルに出された肉じゃがを見て…。
■そうか関東は豚肉文化なんだ! 結論から言うと、美味しかったのできちんと完食しました。意外といけるもんですね、豚肉の肉じゃがも。とはいえ、違和感はぬぐえません。 別の日にカレーを作ってくれたのですが、やはり豚肉でした。美味しいからいいのですが、なんか違う。 ■居酒屋に行って実感 家庭料理の場合はそれぞれの家庭で異なるので何とも言えませんが、居酒屋に行っても肉じゃがが豚肉で出てくるのを見て確信しました。 「そうか、関東は豚肉文化なんだ」 よくよく考えたら、豚まんのことを「肉まん」と呼んでるじゃないか。だから肉じゃがも豚じゃがじゃなくて肉じゃがなんだよ。と、何を言ってるか分からなくなってきましたが、塩辛い醤油で味付けされた豚肉の肉じゃがもアリだなと思います。 とはいえ、こちらに戻ってきてからはやはり甘い醤油 + 牛肉の肉じゃがが至高のメニューなんですけどね。