市営地下鉄室見駅から徒歩5分、静かな住宅街にたたずむ「pinahause」(ピナハウゼ)は、2016年に横浜から福岡に移り住んだパン職人、建部朋子さんが一人で切り盛りする小さなパン店。
築30年以上の倉庫をリノベーションし「廃退的なベルリンのカフェ」のイメージで1月にオープンしたばかりです。
ハード系から総菜系まで、1日に20種類ほどのパンが店頭に並ぶ中、一番人気は「ラムレーズンミルク」(税込み200円)。エクレアサイズのセミハードパンに、豊かな香りのラムレーズンとバタークリームがたっぷり挟まれています。 パン生地に練り込まれたクルミの香ばしさも、大人っぽいラムの風味にぴったり。家で温めなおすと溶けたクリームがパンにじゅんわりと染み込んで、また違うおいしさになります。
風味豊かな「角食」(300円)も売れ筋で「せっかく九州にいるのだからと熊本産の小麦粉を使っています」と建部さん。一番高いパンでも「くるみルヴァン」(320円)というお手頃な価格設定もうれしいですね。
毎日午後2~3時が種類が最もそろう狙い目の時間で、焼きたてを食べたければ、店内(テーブル4席、カウンター4席)でどうぞ。ゆったりした空間でパンとドリンクが楽しめます。
取材時はオープンしてまだ1カ月ということもあり、「今やることで精いっぱい」という建部さんですが、「この辺りは住宅街で飲食店が少ないので、今後は地域のみなさんが気軽に立ち寄ってちょい飲みができるような空間にできたらいいですね」とのこと。室見周辺の方は今後の展開を要チェックです。 「全国あちこちでパン修業をしましたが、いろんなところで『福岡は住みやすい』と耳にしていて。友人を訪ねて来たら本当にいい街なので、思い切って移住してきちゃいました! 山も海も近くてちょっとホノルルっぽさもありませんか?」と福岡をべたぼめ。 建部さんのパンを食べに、そして福岡のいいところを教えに、足を運んでみませんか。 pinahause 住所:福岡市早良区室見4-2-31-1 電話:092-834-8919 営業:10:00~18:00 定休:日・月曜 インスタグラム @pinahause
※情報は2019.3.7時点のものです