ピザではなく「ピッツァ」と呼ばねば! 本場、イタリアのナポリや日本全国のナポリピッツァの作り手がやって来て、“本物の”ナポリピッツァを届ける「ジャパンピッツァフェスティバル」が3月28日(木)~31日(日)、JR博多駅前広場(福岡市博多区)で開催されます。日本最大級のナポリピッツァの祭典が九州で初開催されるなんて、ワクワクしますよね! イベント説明会に行ってきました。
説明会の会場は、福岡のピッツァ好きにはおなじみのレストラン「ガエターノ」(福岡市中央区薬院)。同店のオーナーシェフ・舌間智英さんが、今回のイベントの総合プロデューサーです。「ナポリピッツァを満喫できる祭典を、ここ福岡で開催します」とスタートしました。
舌間さんは「皆さん、真のナポリピッツァ協会をご存じですか?」と問いかけます。同協会は、ナポリピッツァの伝統や味を正しく継承するために運営され、加盟店で使われる材料や技術者の質を厳しく見守っているといいます。 質が落ちると認可をはく奪することも多々あるらしく、いい加減は許さないという姿勢で知られているといいます。ここ「ガエターノ」も協会に認可された加盟店の一つです。
「その協会が国外のイベントに、それも野外イベントに共催するなど、おそらくこれまでなかったことです。そして協会の技術部門の最高顧問、“ナポリの神の手”と呼ばれるガエターノ・ファツィオ氏も来福して、一緒にピッツァを焼き上げてくれます」と、今回がいかに特別なイベントかを力説します。
厳しいことで知られる協会が開催を後押ししてくれたのは、なぜだったのでしょうか。 「それは、ナポリから“本物”の材料を取り寄せ、“本物”の職人を呼び、福岡・九州の皆さんに“本物”を食べてもらうという“本物”がキーワードのコンセプトに賛同してくれたからです」と舌間さん。
例えばイタリアで最も良質の小麦粉、鮮度にこだわったポンティコルボ社のモッツァレラチーズ、伝統の手法を守るチッテリオ社の生ハムなどを使い、ミラノの味を再現します。 さらに、薪もイタリアから輸入。ピッツァ窯用に開発された、煙がほとんど出ない仕様です。「会場に石釜を3台並べて焼き上げる予定」。高温の窯の中で次々と焼き上がる、モチモチ生地のピザが目に浮かぶようです。
こうして提供される正真正銘のナポリピッツァ。会場では以下の4種類を1枚1,500円(税込み)で楽しむことができます。 マルゲリータ/トマトソースとモッツァレラチーズ、バジルの大定番 クアトロフォルマッジ/4種類のチーズがたっぷり ディアボロ/トマトソースに唐辛子でスパイシー シュポーネ/玉ネギとアンチョビで深いうま味
なお、ピッツァは必ず1枚単位で注文する本場スタイル。切り売りはありません。 ほかにも目玉があり、それが“イタリアの至宝”と呼ばれる幻のキアニーナ牛のステーキ。今回、特別に1頭買い付けることができたとか。「世界最古の種とされ、世界最大級の白牛。脂質が少なくきめが細やかな赤身肉。これを豪快に炭火で焼き上げます」(舌間さん)。
1食200gで各日100食限定、4,800円。イベントの公式サイトで予約も受け付けています。
またイタリア全20州からワインが集められ、さながら「イタリアワイン祭り」といった様相になるというから、こちらも楽しみ。1ボトル各2,800円という良心価格、グラスワインもあります。 28日(木)、29日(金)は「子供ピッツァ作り体験」を実施。イタリアからやってきたガエターノ先生が直々に教えてくれる、貴重な機会です。
ナポリっ子に負けない食いしん坊は、福岡にもたくさんいますよね? ぜひ、会場でお会いしましょう! ジャパンピッツァフェスティバル 日時:3月28日(木)~31日(日) 11:00~22:00 場所:JR博多駅前広場(福岡市博多区博多駅中央街1-1) 料金:入場無料、ピザ1枚1,500円ほか 主催・問い合わせ:ジャパンピッツァフェスティバル運営事務局(T&E内) 電話:090-9579-9402(村山)