幼稚園入園準備で、ドタバタだった数カ月前。3月生まれでまだ文字が読めるかどうか怪しい息子に、分かりやすいお名前シールを作ってあげることに。息子の好みに合わせて作ったお名前シールとは?
バタバタの入園準備
幼稚園の入園前は、幼稚園で使うものの購入や新生活に向けての準備で、何かと忙しいとよく耳にしますよね。私も覚悟をして、育児サイトや育児雑誌を見て、先回りして勉強しているつもりでしたが、いざ準備を始めると、手続きや用意するものなどが予想以上に多く、あっという間に入園寸前まで時間がたってしまっていました。
幼稚園からは、事前に「自分の持ち物が分かるように、持ち物すべてに子どものお名前を書いておいてください」というプリントをもらっていましたが、そんなことはすっかり忘れていた私。
入園寸前に気が付き慌てふためいたものの、時すでに遅し。幼稚園生活で必要なものはなんとか買いそろえていましたが、肝心の子どもへの準備が進んでいませんでした。
3月生まれの息子は、自分の名前を読めるかどうかも怪しい状態。このままでは、入園生活で苦労する場面が多そうだと思い、お名前シールに工夫することを思い付きました。
業者さんにオーダーしても良かったのですが、いかんせん、入園までの時間がありません。ネットで調べてキットを購入し、自分でオリジナルのお名前シールを作ることに。 文字が読めなくても、子どもが自分のものだと気付けるように、お名前にプラスして子どもの好きなイラストのマークを入れることにしました。
マークは息子に選ばせることに!
少しでも子どもが楽しく幼稚園生活を過ごせたら良いなと思い、マークになるイラストは、子どもに好きなものを選ばせてあげることにしました。自分で選んだマークであれば、子ども自身も「何の絵だったかな?」と思い出しやすいのでは?という思いもありました。
気に入りそうなイラストを一覧表にして並べ、子どもの目の前に広げます。
カブトムシ、カタツムリ、飛行機、車、電車、ケーキ、サンドイッチ、犬、猫… さまざまあるイラストの中から、息子が満面の笑みで
「これ!」と指さしたのは、私がウケ狙いで忍ばせておいた「非常口」のマーク!
それはないでしょ!と思い、
「他のにしたら?」と促すも、息子は非常口のマークを譲りません。仕方なくお名前シールを「非常口のマーク+息子の名前」で作りました。
入園後の参観日、ズラリと並ぶ子どもたちのコップの中に、非常口のマークが光っていました。お友達と持ち物を間違えることがなく、本人は不自由なく過ごせたようで結果オーライですが、参観日後の懇談会では、多くのママさんに
「どうして非常口?」と聞かれてなんだか恥ずかしかったです。
(ファンファン福岡公式ライター / maako860)