博多座(福岡市博多区)で7月1日(月)~8日(月)に上演される舞台「三婆(さんばば)」に出演する大竹しのぶさん、渡辺えりさん、キムラ緑子さんの3人が、公演に向けて意気込みを語りました。
原作は有吉佐和子の同名小説で、舞台は昭和30年代。借財を残してぽっくりと死んでしまった金融業者の武市浩蔵の妻・松子(大竹さん)と、浩蔵の妹・タキ(渡辺さん)、妾の駒代(キムラさん)のひょんなことから始まった3人の奇妙な共同生活をユーモラスに描きます。 3人とも意外にも博多座初登場。大竹さんは「初の博多座で8日間も舞台に出演できることが今から楽しみ」と言います。
見どころについては「とにかく笑ってもらえる作品で、一日一日全力でやるパワーが見どころになると思います」と大竹さん。渡辺さんは「3度の飯より芝居が好きというパワフルな3人です。けんかのシーンも本気。けがのようないように注意するくらいです。本気でやりますから(笑)」。キムラさんは「今まで数多くの方が演じられてきた作品で、私たちの後にも次の世代の方が演じていかれると思いますので、見どころは私たち! “今の私たちの三婆”という点が大きな見どころです」と話します。
初の博多座で楽しみにしていることを聞くと、「福岡は魚も肉もおいしいのに(私たちには)休みがないっていう…」と悔しそうな顔を見せる大竹さん。渡辺さんが「以前来た時にもつ鍋がおいしくて。ヘルシーで痩せるじゃないですか? 毎日もつ鍋を食べるとガリガリに痩せるんですよね? 本当に楽しみ」と言うと、「食べてるんだから、痩せないと思いますよ」とキムラさんから速攻ツッコミが。渡辺さんはさらに「明太子もおいしいし、あれも痩せるんですよね?」と続けて、会場を笑わせていました。
同作は3人の奇妙な共同生活がストーリーの軸。大竹さんは「もし3人で共同生活をするとしたら、芝居の話ばかりをしているでしょうね」と話します。「音楽をいっぱい聞いて、毎日3人で歌って踊りたい!」と渡辺さんが応えると、大竹さんは「イヤです」と即答。キムラさんは隣で大笑い。3人の息がぴったりで、笑いが絶えない様子が印象的でした。
三者三様の個性が相乗効果を生み出しそうな、この3人による「三婆」のパワーを、ぜひ博多座で体感してみてください。 博多座7月公演「三婆」 日時:7月1日(月)~8日(月) 場所:博多座(福岡市博多区下川端町2-1) 料金:A席13,500円、特B席10,000円、B席7,000円、C席4,000円 問い合わせ:博多座電話予約センター 電話:092-263-5555 (10:00~18:00)