1年生の宿題にまさかの苦戦! 今どきの計算とは?

 小学校1年生になった次女。毎日宿題を出されています。その内容は私が小学生の頃とは違い、親も「参加型」なのです。  

目次

イマドキ小学生の宿題とは

出典:iStock.com/edgardr

 この日の宿題は国語の教科書を声に出して読む「音読」。親が聞いてサインをしなくてはいけません。そして計算カード(足し算や引き算が1+1から順番に単語帳に書かれている)の音読。これも親が「聞きました」のサインをします。あとは国語で習ったひらがなや漢字問題や算数の計算問題などプリント2枚ぐらい。  

 次女は答えが「10」以上の足し算で少々つまずいてしまい
 「ママぁぁぁ教えてぇぇぇ」と夕飯支度時に泣きついてきました。1年生の算数ならお茶の子さいさい!! と思っていたのですが、ゆっくり丁寧に教えても、次女は
 「学校で教えてもらったやり方とちがう!!」と言うのです。足し算のやり方が違う?? どういうこと??    そんな様子を見て、隣で同じく宿題をしていた小学校4年生の長女が
 「さくらんぼでしょ。教えてあげる」と言いました。  

 「さくらんぼってチェリーのこと?」 私の問いかけに応えることもなく、長女は次女に計算の仕方を教え始めました。姉が妹に勉強を教えるほほ笑ましい光景です。いつもそれくらい仲良くしてくれたらいいのに…。

世代間ギャップ?!

出典:写真AC

 皆さんは「さくらんぼ計算」をご存じでしょうか。答えが「10」を超える足し算や引き算を解く方法です。    例えば「9+4」の計算の仕方は、まず「9」はあと1で10になるので、「4」を1と3に分けます。「9」に1を足して10になるので、10と分けて残った3で合わせて、答えは13というプロセス。

 ノートに書かれた式の「4」の数字の下に1と3を「さくらんぼ」のように枝分けして書き、「9」と1を丸で囲んで10、と式に書き加えて計算します。  

 ちなみに、引き算もさくらんぼ計算をします。例えば「13-9」の計算の仕方は、十の位の「3」から「9」は引けないので「13」を10と3に分けます。10から「9」を引いて1。その1と分けた3を足して答えは4というプロセス。
 まさか小学校の算数で、自分が知らない計算方法に苦労させられるとは思ってもみませんでした。  

 「筆算は習ってないの?」
 「ヒッサン? なにそれ? どんな果物?」 小学校1年生の返しに驚いた私。後日、担任の先生に会う機会があったので聞いてみたところ「筆算」を習うのはもっと先の話らしいのです。さくらんぼの名の通り数字を枝分けして考える方法に、昭和生まれの私は逆にややこしくなりました。

(ファンファン福岡一般ライター)

あわせて読みたい
小2の九九、先取り学習しないと置いてけぼり!? マイペースな小学2年生の娘の勉強にヤキモキしていた私が、九九にまつわる失敗談を紹介します。「勉強は学校で習うもの。予習なんて必要なんてないでしょ」なんて思って、のんびり構えていた私。すると予想外に痛い目に遭いました。
あわせて読みたい
習い事で?! 宿題をやらなかった息子が激変! 小学校3年生に学年が上がったわが家の息子。自転車に乗って友達の家へ遊びに行くなど、ますます活発になりました。宿題より遊ぶことが優先になってしまう息子に喝をいれるものの、全く聞いてくれません。ところがある習い事を始めた途端、人が変わったように宿題に取り組むようになったんです。
あわせて読みたい
【驚愕の事実】夏休みの宿題をやったのはママだった! 夏休みも終盤になると、頭を悩ませる親子も多いのが夏休みの宿題です。なかなか終わらないわが子を見て、ついつい手を出してしまいそうになるママも多いのではないでしょうか? 今回は、わが子可愛さゆえに夏休みの宿題で大暴走してしまった、同じクラスのママのお話です。

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

ファンファン福岡(fanfunfukuoka)は、街ネタやグルメ、コラム、イベント等、地元福岡・博多・天神の情報が満載の街メディア。「福岡の、人が動き、人を動かし、街を動かす」メディアを目指しています。

目次