京都を拠点に活動する劇団「ヨーロッパ企画」の新作公演「ギョエー! 旧校舎の77不思議」が8月31日(土)、9月1日(日)、福岡市・天神の西鉄ホールで上演されます。公演に先がけて、作・演出の上田誠さん、出演する永野宗典さん、石田剛太さんが意気込みを語りました。
映画化された代表作「サマータイムマシン・ブルース」「曲がれ!スプーン(「冬のユリゲラー」改題)をはじめ、俳優の個性を生かした脚本で、思わずクスッと笑ってしまうシーンが満載のコメディを得意とするヨーロッパ企画。1998年、同志社大学の演劇サークルに在籍していた上田さん、永野さん、諏訪雅さんの3人が旗揚げし、今年で21年目を迎えます。 「結成20周年の節目を迎えた昨年は、劇団初期の代表作である『サマータイムマシン・ブルース』とその続編『サマータイムマシン・ワンスモア』を交互に上演するなど、集大成的な事ができました」と上田さん。「21年目は新たなことに挑戦したい」と手がける新作は、ヨーロッパ企画初のオカルトコメディー。メインビジュアルには楳図かずおさん監修のイラストを採用していて、ますます期待が高まります。
ヨーロッパ企画のメンバー8人と、5人のゲストが出演する今作。高校の旧校舎でうわさされる“77不思議”がストーリーの鍵を握ります。上田さんは「生徒たちが騒いでいるので、先生が旧校舎の様子を見に行くと、尋常じゃないことが起きて…というコメディー。ヨーロッパ企画のメンバーが先生を演じますが、結構頑張っていますよ」と言います。
「77不思議を舞台上で起こすという発想を聞いて、まずギョエーと思いました」と石田さん。作品にちなみ、メンバーの霊体験を聞くと「ホテルの部屋に掛けられている絵の裏にはお札が貼られているとずっと信じていました」と永野さん。「昔、東京公演でホテルに泊まった時、舞い上がっていたのか、廊下で人影を見たとうそを付いちゃったことがありまして(笑)。じゃあ皆で部屋の絵の裏を見てみようと、ちょっとした騒ぎになったのですが、お札も何も見当たらず…(笑)」と自身のエピソードを披露。石田さんは「メンバーの誰も霊感なんてないです」と笑いを誘っていました。
「この役好きだな~と思える役を演じています。本番見ていただければ、え?あの役?という役なんですが(笑)。ふざけすぎる公演だと思います。21年目のヨーロッパ企画を楽しみにしていてください」と永田さん。上田さんは「ホラーでありながら、学園青春もの。そのせめぎ合いを楽しんでいただければ」と話してくれました。 新境地に挑む、21年目のヨーロッパ企画に期待大です! ヨーロッパ企画第39回公演 「ギョエー! 旧校舎の77不思議」 日時:8月31日(土) 開場12:30、 開演13:00/開場17:30、 開演18:00 9月1日(日) 開場12:30、 開演13:00 場所: 西鉄ホール(福岡市中央区天神2-11-3 ソラリアステージ6階) 料金:前売5,000円、当日5,500円、学生シート(前売のみ)3,000円(当日座席指定券/引換時要学生証提示) ※チケットぴあ、ローソンチケットなどで発売中 問い合わせ:ヨーロッパ企画福岡公演事務局 092-711-8002(平日10:00~17:30)