スペイン・マドリードが拠点の洋画家、神津善之介さん(46)の絵画展が17日、福岡市・天神の福岡三越9階美術画廊で始まった。光をテーマに描いた風景画など約40点を展示している。22日まで。入場無料。
神津さんは19歳でスペインに渡り、印象派のJ・トレンツ・リャドに師事して古典技法を学んだ。今回の個展では、柔らかな日差しが注ぐ欧州の街並みや自然風景などを精緻に表現。「光の持つ安らぎやぬくもりを感じてほしい」と話している。 父は音楽家の神津善行さん、母は女優の中村メイコさんと芸能一家だが、「両親の力を及ばないところで自分を試したい」とスペインで活動を続けている。