福岡市営地下鉄西新駅(福岡市早良区西新)に直結する商業施設「PRALIVA(プラリバ)」が7月26日(金)にオープンします。地上4階、地下2階で、食品や日用品を中心とした36店が出店。どんな施設なのか、開発を手掛けた東京建物(東京)の広報CSR部・長久保龍伸課長の言葉から、押さえておくべき3つのポイントを紹介します。
その11日1万6,000~1万8,000人の来館を想定した日常使いの施設
-施設のメインターゲットは? 長久保 西新やその近くに住んでいる人、西新駅を利用する全ての人です。以前のプラリバ(2015年に閉館した「西新エルモールプラリバ」)の来館者が1日当たり1万6,000~1万8,000人で、新たなプラリバでも同程度の来館者数を想定しています。以前のプラリバより階数や延べ床面積が減り、売り場面積については3分の1程度の約6,600㎡になりましたが、来館者の数は以前と変わらないと考えています。
-ヤフオクドームの隣で2018年11月に商業施設「マークイズ 福岡ももち」が開業しました。主な違いは? 長久保 マークイズは、ファッションの店も多く入っていて、ドームの利用者や観光客などさまざまな人が訪れています。プラリバは西新に住んでいる人や駅の利用者を想定した日常使いの施設です。
その2折り紙をイメージした外観で、工法が全国的にも珍しい
-建物で注目すべき点は? 長久保 折り紙で包んだような外観が特徴です。「西新の歴史と文化が折り重なる」という意味合いを込めています。
-工法も特徴的ですね。 長久保 以前のプラリバのビルを約半分残して減築し、改築しました。これだけ大規模な減築、改築は全国的にも珍しいと思います。西新の商店街などから「早く新たな施設をオープンしてほしい」という要望があり、工期を短縮するために今回の手法を選びました。環境の面からも、資源を有効活用する方法として今回のような手法が見本になっていくのではないかと考えています。
その3商店街など地域と連携した取り組みを模索
-周辺の街のにぎわいをつくるために、どんなことをしていきますか。 長久保 (にぎわい創出は)プラリバだけで完結するのは難しいと思います。地域と一緒にイベントを開くなど連携していきたいです。東京建物が運営する別の施設では、施設の敷地内で、周辺の店舗によるマルシェを開いたり、地域の祭りを開いたりしているケースもあります。2019年春にはイベントスペースなどがあるプラリバの4階部分も完成する予定です。これからイベントなどの取り組みについても考えることになると思います。
「ようやくオープンできる」と東京建物の樺田直樹・九州支店長
東京建物の樺田直樹・九州支店長は「お待たせしました。前の施設を閉めてから4年、ようやくオープンできます。いろいろな人から『早くオープンしてほしい』と言われていました。これから西新を一緒に盛り上げていきたいです」と話していました。
プラリバや、プラリバ開業で変わっていく西新に、今後も注目したいと思います。 PRALIVA(プラリバ) 開業:7月26日(金) 住所:福岡市早良区西新4-1-1 営業:10:00~20:00(一部店舗を除く)
※情報は2019.7.24時点のものです