まだまだブームは冷めやらない「タピオカ」。ここ最近、ファンファン福岡ではニューオープンしたお店を中心に紹介してきましたが、2016年9月に福岡市・天神の天神地下街にオープンして以降、ずっとその人気を継続してきた「春水堂(チュンスイタン) 天神地下街店」へ、その人気の秘密を聞きに行ってきました。
春水堂は1983年に台湾・台中市に1号店をオープンし、その後台湾全土に45店舗を展開。1987年に台湾のローカルフードだったタピオカを、濃厚なミルクティーに合わせた「タピオカミルクティー」を作った最初の店といわれています。日本では2013年に東京・代官山に1号店を設立。台湾での人気を聞きつけた人たちが、オープン当初から行列をつくりました。
春水堂の特徴についてスタッフの橋口未亜さんに聞くと、ひと言「お茶へのこだわりですね」。 春水堂では「お茶マイスター認定制度」を導入し、テストに合格した「お茶マイスター」しかドリンクを作ることができません。蒸らす時間や湯の温度など、きちんとマニュアル化されていて、技術を得た人のみが入れることが許されるんですね。 茶葉に対する専門知識を習得した人が作るドリンクは、いつも安定した“ぶれない”味を提供してくれます。
毎朝お茶を入れた後に「テストドリンク」をするそうで、「その日の気温や湿度なども考慮し、味が基準に達していない場合はマイスターが調整して入れ直します」とか。 「使用する茶葉にもこだわって、無添加。防腐剤なども入っていません。安全でおいしい、フレッシュなお茶をお客さんに楽しんでほしいです」。 ドリンク全体での味のバランス、統一感を第一に考えているそうで、使用するミルクも脂肪分などにこだわりがあるとか。甘さを調節するためにシロップなども店舗で煮込んで作っています。 定番人気は「タピオカミルクティー」(税込み540円)。ジャスミンティーをベースにした爽やかな味が特長です。
7月から期間限定で販売されている「タピオカ白桃ミルクティー」(702円)を飲みました。初登場のメニューだそうで、桃の果汁と果肉が入ったフルーティーなミルクティーです。桃の香りがふんわりと鼻をくすぐる、あっさりとした飲み口。暑い夏にぴったりのミルクティーだと思います。 春水堂のタピオカは小粒で歯応えがあり、たっぷりと入っています。タピオカミルクティーはホットの用意もあって、こちらは「タピオカがとろーっとして、また違う食感になるのでオススメです!」だそうです。 オープン当初は10~20代の女性のお客さんが多かったそうですが、「最近ではイートインで食事をされた男性や年配のお客さんが、セットでタピオカドリンクを付けて以来ハマったと言ってくれるので、広まっていっている感じがすごくうれしいです」。 あっさりとした飲み口で、夏場にスッキリと飲めるタピオカミルクティー。春水堂でいかがですか? 春水堂 天神地下街店 住所:福岡市中央区天神2丁目地下1号122 電話:092-753-7272 営業:10:00~22:00(L.O.21:30) 元日休
※情報は2019.8.8時点のものです