今回は、想定外の出産ハプニングを紹介します。妊娠中に赤ちゃんの性別が分かると、早めに出産準備をしたり、名前を考えたりすることができますよね。私も色々と準備をしながら、おなかの中の2人に会うのを楽しみにしていました。ところが、ついに迎えた出産当日に医師から思わぬ一言を言われることになるのです…。
待望の性別判明
妊娠6カ月を過ぎたころ、妊婦検診でお医者さんから
「赤ちゃん達は、男の子だね〜」と言われました。
私は性別にこだわりはなく、元気に生まれてきてくれるのならば、どちらでも良いと思っていました。でも妊婦検診に一緒に来ていた夫は大喜び。
「将来は一緒にスポーツをしたい」と、張り切っていました。
そんな夫の様子を見て、私もなんだか嬉しくなりました。
双子出産の場合、管理入院が必要となります。入院前に準備できるものは早めにしておこうと決めた私は、週末に母や夫とワクワクしながら、買い物をする日が増えました。
パステルブルーや車の柄の肌着やベビー服、ベビー小物などを購入。買いすぎだとは分かっていても、男の子用のベビー服を見ると、かわいくて、ついつい買ってしまいます。
2人の名前も、夫と悩みに悩んで寝不足になりながらも、素敵な名前を用意しました。後は2人が生まれてくるのを待つのみとなったのです。
この時の私は、「早く2人に会いたいな~」とばかり思っていました。
双子出産でハプニングが!
管理入院が始まり、帝王切開の日も決定。お腹の2人に会える日が近づき、私はとてもワクワク過ごしていました。
そして、出産当日。部分麻酔をして帝王切開が始まり、しばらくするとお医者さんが、1人目の赤ちゃんを持ち上げて
「おめでとうございます。1人目は元気な女の子です!」と私に言いました。
頭の中は、「え、女の子?」と、はてなでいっぱいになりましたが、深く考える暇もなく、すぐ
「2人目も元気な女の子です!」との声が!
お医者さんから、笑顔で
「男の子じゃなかったね〜」と言われ、そこで初めて、自分が男の子のママではなく、女の子のママになったことを実感したのでした。
愛しい存在
双子の男の子が生まれてくると思っていたので、初めはすごく戸惑いましたが、娘達の顔を見ると、すぐに戸惑いは消えて愛おしくなりました。
知らせを聞いた夫は、びっくりすると同時に少しがっかりはしていたものの、私と同じで、
「性別は関係なく、愛おしい」と言ってくれたので、安心しました。
お医者さんによると、
「双子でキツキツにお腹に入っていたので、お互いの手や足が男の子のシンボルに見えてしまったのかもしれない」とのことでした。生まれる前からユーモアたっぷりな娘達に私も夫も大爆笑。
しかしその後は、男の子の名前を用意していたので、急いで女の子の名前を考えなおすことになり、大忙しでした。
また退院後、しばらくは男の子用のベビー服を着せていたので、まわりからは男の子と勘違いされることも多々ありました。それも今では良い思い出になっています。
あれから10年が経過し、娘達に「生まれるまで男の子だと思われていた」と話すと、大爆笑!
「女の子でよかった!」と話していました。
わが子は、やはり性別関係なく、かわいいものですよね。
(ファンファン福岡公式ライター / miyuki)