佐賀県の名物といえば、伊万里焼や有田焼などの焼き物やバルーンフェスタ、近年注目されている日本酒などが代表的です。今回は「もうちょっとディープな佐賀県をのぞいてみたい!」と、ファンファン福岡編集部がJR筑肥線とJR唐津線で巡る“佐賀旅”を体験してきました。福岡県のお隣、知っているようで知らない佐賀県には、実は足を運びたくなるような注目スポットがめじろ押しなんです。
JR筑肥線の唐津駅に降りてまず目指したのは、駅から徒歩2分の「川島豆腐店」。ざる豆腐発祥の店と言われていますね。自慢の豆腐を味わいにお店に向かいます。
九州産大豆「ふくゆたか」を使って早朝から仕込んだ豆腐を中心にしたコース料理が店内で味わえます。朝は8時と10時、昼は12時と2時、夜は5時半から各10席。予約制で受け付けています。
朝から焼き魚付きの豆腐料理(税込み2,160円)を堪能。豆腐は時間帯によって、微妙に違った味わいや食感が楽しめるそうで、リピーターの中には、違った時間帯で予約する人もいるとか。豆腐や厚揚げはおかわり自由。好きなだけ楽しめます。
お腹を満たしたら、唐津城そばの宝当桟橋へ移動します。唐津湾に浮かぶ「高島」にある宝当(ほうとう)神社へ船で向かうためです。
平成に入った頃から、口コミで宝くじ当選祈願で参拝する人が増え始めたというこの神社。島に着くと宝くじ当選祈願で訪れる人でにぎわっていて、購入した宝くじを当選発表まで保管しておくための“宝当袋”などの土産も販売されています。
宝くじを買ったら、ぜひ宝当神社で参拝を。船の時間までは島内でのんびり散策するのもおすすめです。
次は唐津駅へ戻り、ちょっと鉄道の旅。JR唐津線の厳木(きゅうらぎ)駅で下車し、標高887mの作礼山(さくれいざん)の斜面を生かして作られた「環境芸術の森」へ。窓いっぱいに緑豊かな木々の色が広がるこの場所は、造園士の鶴田正明さんが少しずつ植樹をして作り上げたとか。インスタグラムの投稿などから人気に火が付き、国内外から観光客が訪れています。
のんびりと何も考えずに草木が揺れるのをただ眺める。たまにはこういう時間を作るのもいいですね。自然のキャンバスにうっとりしてしまいます。
佐賀県には、実はアートの街もあります。JR多久駅北口の壁面には、木工用ボンドで絵を描くことで知られる多久市在住の作家・冨永ボンドさんによる作品が描かれているほか、多久駅周辺の店舗壁面やシャッター計30カ所には個性豊かな作品がずらり。
営業中でシャッターアートが見られない店もありますが、街に溶け込んだ作品を見ながら散歩するのも楽しいです。
アートを堪能した後は、多久市にある「SCOL CAFE(スコルカフェ)」でちょっと一息。天井が高く開放感のある店内では、約30種類の焼きたてパンとスペシャリティーコーヒーが楽しめます。
こちらの人気No.1は、シンプルな味わいの塩パン(140円)。シュガーナッツデニッシュ(230円)やチョコ&クランベリーのスコーン(160円)もスタッフおすすめです。
佐賀県在住の作家によるアクセサリーなどもそろえる雑貨ショップも併設されていて、一つずつ丁寧にセレクトされた商品が並んでいます。旅先で出会うモノも一期一会。大切にしたくなる、お気に入りが見つかりそうです。
旅の締めくくりは、佐賀県自慢の日本酒。好きなだけ堪能できると聞きつけ、JR佐賀駅へ向かいます。
JR佐賀駅構内に6月にオープンしたばかりという「SAGA BAR(サガバー)」へ。県内の日本酒が立ち飲みで気軽に味わえるとあって、にぎわっています。
有田焼や唐津焼のおちょこで3銘柄を味わえる「3銘柄飲み比べセット」(各500円)が飲み比べしたい人にはお得。佐賀海苔(のり)や干しワラスボなどのおつまみとともに楽しみましょう。隣の人との距離も近い立ち飲み空間では、常連客との会話も弾みます。 佐賀グルメ、街にあふれるアート見学、居心地の良いカフェにショッピング。最後は日本酒で締める“佐賀旅”、大満足でした! 【企画制作】西日本新聞社メディアビジネス局 【PR】佐賀県
※情報は2019.10.2時点のものです