「平戸フェア&和タリアンディナー」堪能【ヒルトン福岡シーホーク 慶園】

 今夜の舞台は、ヒルトン福岡シーホーク(福岡市中央区地行浜)の6階にある「いけす割烹 慶園」。1周年を記念して 「平戸フェア&和タリアンディナー」 と題した期間限定イベントが10月31日(木)まで実施されています。

出典:ファンファン福岡

 入り口から日本画や武具、陶磁器、工芸品など古美術の名品が並ぶエントランスを抜けて席へ案内されます。

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 “和タリアン” とは、東京・千駄木にあるイタリアンの名店「ダ イシザキ」のオーナーシェフ・石崎幸雄氏がプロデュースする、和食とイタリアンの伝統と特徴を生かし、素材の味わいを極限まで引き出すという新たな食のコンセプト。 福岡で味わえるのはこちらのお店だけです。

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 さっそく、1皿目のオードブルが出てきました。栗の渋皮煮や銀杏(ぎんなん)やといった和の秋の定番と、フォアグラのパテ、スモークチーズといった洋の定番、そしてピスタチオ豆腐や生ハム&いちじくといった和洋折衷の品々が盛り付けられ、これぞ “和タリアン” の真骨頂。

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 2皿目は、今回の “平戸フェア” の目玉となっている「アラのお造り」。長崎県平戸市から直送された超高級魚・アラが厚めに引かれ、豪快に盛られています。シャキシャキした歯ごたえ、モッチリとした食感、口の中に広がるうま味。まさに白身魚の最高峰といっても過言ではない味わいです。

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 3皿目は佐賀牛のステーキ・バルサミコソース。この断面が物語るように、芯の部分はレア。甘い脂が口の中でとろけます。その一方で、表面はカリッと焼かれ、肉の質感と風味を存分に味わうことができます。絶妙な火の入れ方。一見シンプルな料理に見えますが、最高水準の調理技術が施された逸品です。

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 4皿目は季節の天ぷら。帆立やアワビダケ、サツマイモなど、衣を薄くつけて揚げた天ぷらを2種類の塩とレモンでいただきます。  そして土鍋が登場。

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 蓋をとると、山形県産 “つや姫” の新米がふっくらと炊き上がっています。まばゆいばかりの輝きを放ち、まさに「お米が立っている」状態。

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 ひと口頬張るとお米の香りと甘みがふわっと広がり、箸が止まらなくなる味わい。添えられた赤だしとお新香もしっかりと手がかけられています。

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 デザートはティラミス。

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 季節の果実、ザクロの粒が絶妙なアクセント。こうした細やかな趣向に抜群のセンスを感じます。

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 デザートの下には漆器の受け皿と有田焼のフォーク。器を愛でる楽しみが用意されているのも粋な心遣いです。奇をてらわず、定番と王道の中にも遊び心を忘れない、和とイタリアンの時空を超えた食の融合を見た気がしました。

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 期間中の10月24日(木)と25日(金)には、「Cigar Bar Night(シガーバーナイト)」と題して、初心者でも愛好家でも存分に楽しめるシガー&ウイスキー企画が開催されます。  両日限定のディナーコースを味わったあと、海の見えるガーデンバーで、東京千駄木「BAR UNBAR」の藤原泰宣氏と福岡中洲「Bar Higuchi」の樋口一幸氏、両バーテンダーによるミニセミナーに耳を傾けながら、選りすぐりのシガーとウイスキーが味わえるそうです。  ぜひこの機会に、大人の愉(たの)しみ、大人の時間を体験してみてはいかがでしょうか? いけす割烹 慶園 住所:福岡市中央区地行浜2-2-3 ヒルトン福岡シーホーク6階 電話:092-844-8058 営業:ランチ11:30~15:00(L.O.14:00、 最終入店時間14:00)    ディナー17:00~22:00(L.O.21:00、会席コースのL.O.20:00、最終入店時間20:50) 不定休

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