つらいワンオペ育児。「疲れた…」と思っても、休めないですよね。ワンオペ育児で特にキツいのは、子どもの病気です。1人きりで看病と仕事の調整をするうえ、ママに病気がうつりがち! ワンオペ看病でリビングが地獄絵図になった、わが家の話です!
ワンオペ育児7年目! 子どもが発熱
私は、夫の転勤先について行ったため、知り合いゼロ、土地勘ゼロの土地で出産し、ワンオペ育児がスタートしました。疲れても休めないプレッシャー、孤独感… 周りには理解してもらえず。
そんなワンオペ育児7年目、小学1年生の息子が風邪をひき、学校を欠席しました。下痢、嘔吐、高熱の症状が出ましたが、検査の結果は「風邪」。2日目にはすっかり元気になりました!
3日目の朝。大雨警報のため、学校からも登校を自粛するよう連絡が入り、欠席することに。私は在宅ワーカーなので、仕事は調整完了しています。よく熱を出す子なので、在宅ワーカー以外難しい現状なんです!
母である私が発熱! しかし子どもは元気いっぱい!?
欠席した息子は元気ですが、今度は私が発熱! 息子と同じく、吐き気があり、昼前には38度の熱に。
息子には1階のリビングで過ごしてもらい、私は2階の寝室で休むことに。
しかし、病み上がりでも元気いっぱいの息子。1階からは
「うおおお!」
「でやああ!!」などの雄叫びが…。
ドアを閉めると声が聞こえず心配なので、我慢して布団に横たわる私。
「ママ! すごいことできた!」
急に、興奮した息子が、ずぶ濡れの姿で登場。
私 「… なんで濡れているの!?」
息子「窓を開けて、頭だけ出して雨を飲めた! 実験大成功!」
なぜ普段やらない謎実験を、母が熱を出したときに!?
息子に着替えを指示し、濡れたリビングの大きな窓周辺を拭き掃除…。
しばらくすると、また息子が大騒ぎしていましたが、そのうち静かに。熱があってボーッとしていた私は、これが「嵐の前の静けさ」だと気づけませんでした。
大惨事! リビングが地獄絵図に!?
「ドオオン!」
1階からすごい音が!
フラつきながら見に行くと、リビングは泥棒の入った後のような惨状…! イス、大量の本、空き箱、洋服、布団…、あらゆるものがリビングに、山のように散乱しています!
その場にいた息子が、バツの悪そうな顔で、私の顔色をうかがいながら、ひと言。
「秘密基地、壊れちゃった…」
息子は、家中のものを使って、秘密基地を作ったそう。イス、本、空き箱を柱に、布団、タオル、服を壁や屋根に。完成した秘密基地の中に入ろうとすると、倒壊! 激しい音と共に崩れてしまったそうです。
「なんで、いつもはしないことを、今日に限って…」思わず呟いてしまいました。
追い打ちをかける夫の一言
夕方、私の熱は上がり、39度になりました。とにかく息子に静かにして欲しくて、夫の帰宅までゲームをさせてしまいました。
夜19時、帰宅前の夫から電話が。
「体調どう? 夕食どうしたらいい?」
熱が高くて何も考えられないのに、夕食の指示を求められるとは…。
「うどん茹でて、2人で食べて…」ガッカリしながら指示をする私なのでした。
30分後。帰宅した夫がうどんを茹で、息子の面倒を見てくれました。
1人じゃないって最高! 安心した私はやっと、翌朝までぐっすり寝ることができたのでした。
看病に疲れたらご褒美を!
翌日は土曜日でした。
私の熱は一晩で37度まで下がり、夕方には平熱に。夫が息子の相手をして、私は仕事に取り掛かりました。
辛い看病を乗り越えたあと待っているのは、ご褒美です!
わが家は、看病した後、家計のお金からご褒美を買えるルールにしています。
ワンオペ育児で、親子で熱を出すと本当に大変なのですが、ご褒美の買い物を楽しみに何とか乗り切っています。
今回は夫も手伝ってくれたので、夫は本、私は化粧品を購入。「つらかった」後には「いいこと」 がないと! つらい看病を、ご褒美を買うことで上書きしています。
この記事を書いている最中に、また息子が風邪をひきました…。今回のご褒美は何にしようか、前向きに考えながらも涙する私でした。
(ファンファン福岡公式ライター / にこまむ)