韓国で独自に進化して大ブームを巻き起こしているというカラフルスイーツ、マカロン。韓国・大邱(テグ)市に本店があるマカロン専門店「シュガーマジョのマカロン」(中央区薬院)が11月16日にオープンしました。地下鉄七隈線薬院大通駅から徒歩約3分、城南線から浄水通り方面に向かう路地に見えるブルーの看板が目印です。
韓国のマカロンは、間に挟むクリームやガナッシュが分厚くて高さがある“トゥンカロン”と呼ばれるスタイルに独自に進化しています。 「これは韓国語の造語で『太ったマカロン』という意味。当店のマカロンは食べやすいように、マカロンの直径を5cmほどにしていますが、韓国マカロンと比べると、かなり大きいサイズです。中は上質なバタークリームで統一し、さまざまなフレーバーにしています」と話すのは、大邱の本店で修業して新しいフレーバーも開発する店主の藤山桂次さんです。
本店と同じレシピのほか、黒ごま(税込み400円)やコーヒー(350円)、きなこ(450円)などはこの店のオリジナル。例えばコーヒーのクリームには「Fusuku coffee」(中央区六本松)のエスプレッソを練り込み、香り高く仕上げているそうです。
製造は、メレンゲとアーモンドプードルでさくっと焼き上げたマカロンに、自慢のバタークリームを絞って冷蔵、その後一晩冷凍熟成させます。そして翌日、冷蔵に戻して解凍。この手間こそがマカロンのおいしさを左右する「サクッ・むちっ」の食感を生み出しているそうです。
「この熟成時間が必要なので、売り切れたら翌日まで店頭に出すことができません。だから期間限定味などはオープン前から待っていて購入される方も多いんですよ」と藤山さん。店頭には常時15、16種類のマカロンが並んでいますが、早い時には午後5時頃に売り切れ閉店の日もあるそうです。
取材時もオープンして間もない時間でしたが、すでに一番人気のクレームブリュレ(450円)は売り切れてしまいました。キャラメルの濃厚な甘さとバーナーで焼いた砂糖の香ばしさが相性抜群。気になる味は早めの時間にチェックする必要がありそうですね。 ほかにも、冬の期間限定商品「あまおう」(450円)、クッキーが丸ごと乗った「オレオ」(400円)、酸味のバランスがいい「ブルーベリーヨーグルト」(同)、抹茶チョコが乗った「抹茶」(同)など“映える”マカロンに目移りすること間違いなし!
「クリームが緩まないうちに、すぐ食べるのが一番おいしい」というのでイートインスペースもにぎわっていました。スタッフがハンドドリップで1杯ずついれるコーヒー(400円)は、深く濃厚な味わいで甘いマカロンと相性抜群なので、一緒にどうぞ。
淡いブルーをテーマカラーにした店内で撮影を楽しみながら友達と分け合ったりして、ビジュアルやおいしさの違いを楽しみませんか。
年末年始は休まずに時間短縮営業を予定しています。詳しくは店のインスタグラムでチェックを。
施設名:シュガーマジョのマカロン
住所:福岡市中央区薬院4-18-24
営業時間:12:00~19:00(売り切れ次第閉店)
定休日:不定休 ※年末年始は時短営業