IターンやUターンをはじめ、移住促進事業に力を入れている長崎県。その一環として制作された移住プロモーション動画の再生回数が100万回を突破し、話題になっています。
親子の長崎弁のやりとりが郷愁を誘い話題に
長崎県が制作した移住プロモーション動画「故郷は、あなたと繋がっている。」は、公開から1年足らずで再生回数100万回を達成しました。 長崎県外で子育て中の娘と実家の母、県外で働く息子と実家の母の2組の親子が登場し、離れていてもお互いを思いやる姿が描かれています。
監督は長崎市在住の映像ディレクター野上鉄晃さん。故郷の良さや家族との繋がりを感じてUターンへの思いを強めてもらおうと、出演者もすべて長崎県在住者を起用しています。自然な長崎の言葉で紡がれる親と子の温かいやりとりが「郷愁を誘う」と話題になっています。
長崎県へのU・Iターン者が年々増加している理由は…
長崎県外からのU・Iターン者は、県が統計をとり始めた2006年度から10年ほどは100人台で推移していましたが、16年に県内全21市町で協働運営する「ながさき移住サポートセンター」が開設すると移住者が急増。2016年度は454人、17年度は782人、18年度は1121人と、毎年増加し続けているといいます。 「相談体制を強化し、移住を検討する段階から地域への定着まで切れ目なくきめ細やかなサポートができるようになった」「有人国境離島法による雇用機会拡充事業などによって働く環境が整ってきている」などが、その要因に挙げられています。
移住の2大関心事“仕事探し”と“住まい探し”を手厚く支援
移住を検討する人の最大の関心事は「仕事探し」と「住まい探し」といわれます。 「ながさき移住サポートセンター」では専任の相談員が関係機関と連携して、求人情報と移住希望者のマッチングなど“オーダーメイド型”の就職・転職サポートに力を入れています。 住まいについては、住宅支援員が移住希望者と不動産業者との橋渡しを担い、希望に沿った物件探しをサポートしています。他にも空き家を紹介する「空き家バンク」、市町の管理物件に無料(光熱費のみ負担要の場合有り)または格安で滞在して試験的に暮らしてもらう「お試し住宅」の提供など、県内市町と連携してさまざまな取り組みが展開されています。
ながさき移住サポートセンター(長崎本部)
住所:長崎市尾上町3-1 長崎県庁内 4階 電話:095-894-3581 営業:9:00~17:00(月~金)※祝日、12/29~1/3を除く