小学生の子どもが毎日持ち帰ってくるプリント類。1枚1枚目を通すのってとても大変ですよね。それでも、子どもが帰宅したらすぐにでもランドセルを開けて、内容を確認することを強くお勧めします。 うちの息子のように、プリントを間違えて持ち帰っていたりでもしたら、大変なことになってしまうかもしれません…。
同じプリントを5枚持ち帰ってきた息子
子どもが小学校に通うようになると、毎日何かしらのプリントを学校から持ち帰ってくるようになりますよね。わが家の一年生の息子も、行事のお知らせや献立メニュー、クラスのお便り、そして宿題のプリントなど、ごちゃごちゃとランドセルに詰め込んで帰宅します。
息子はまだ自分でプリントを分類することができないので、いつも私が宿題のプリントをランドセルから引っ張り出して、必要なものを息子に手渡すようにしています。そして、息子が宿題をしている間に残りのプリントに目を通し、提出物なのか、そうでないのかを分類する、というのが毎日のパターンでした。
ところが、ある日のこと。いつものように学校から帰宅した息子のプリント類を確認していると、内容が同じ計算問題のプリントが5枚も出てきました。今日はこんなにたくさん宿題が出たのかな? と不審に思ったのですが、すぐにそれが嫌な予感に変わりました。
「ねえ、これってもしかしてお友達分の宿題も持って帰っているんじゃない?」 息子に確認してみると、プリントを手に
「ああ、間違えた~」と泣き出してしまいました。
プリントはどうする?!
教室では一番前の席に座っている息子。宿題プリントが配られたときに、どういった理由かは分からないけれど、後ろの席の子にプリントを回さずに全部持ち帰ってしまったようなのです。
これでは、他の子たちに迷惑が掛かってしまう… と、私は慌てて学校に電話しました。担任の先生からは
「それは… 渡しに行くしかないですね」との返事。私は覚悟を決めて、
「では、息子と一緒にお友達の家へプリントを渡しに行って謝ってきます」と言いましたが、個人情報の問題もあって、個別の住所は教えられないとのこと。
結局、息子が持ち帰ったプリントは、私が学校に持って行き、担任の先生に返却することに。そしてそのプリントは、先生が受け取ったその足で、一軒一軒歩いて配ってくださったのです。もう、私たち親子は恐縮するばかりでした。
その日の夕方、先生から
「全員に配り終えました」という電話をいただいたときは、ほっとすると同時に、申し訳なさでいっぱいになりました。
今回は、たまたま学校から帰ってすぐにプリントを確認していたから巻き返しができましたが、これが夜間に気づいていたらどうなっていたことか。さすがに息子も反省したようで、プリントが配られるときには、必ず枚数を確認してから後ろに回すようになったようです。
そして私も、息子の帰宅後すぐのプリントチェックを続けています。
(ファンファン福岡一般ライター)