【茅乃舎ノ道具】有田の名窯・深川製磁と「ごはん茶碗」2種を共同開発、販売開始

 和風調味料の久原本家(本社・福岡県糟屋郡久山町)は7月3日、生活道具ブランド「茅乃舎ノ道具」の新商品として、「茅乃舎別誂え 深川製磁製 飯茶碗 鎬(しのぎ)/羽反(はぞり)」の2種を新発売しました。

提供:久原本家
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「茅乃舎ノ道具」とは

提供:久原本家

 「茅乃舎ノ道具」は、茅乃舎が日本の伝統を日々の暮らしに取り入れ、その価値を伝えていくことを目的として展開している生活道具ラインのブランドです。日本各地の素敵な道具だけでなく、作り手と対話して生まれた特注品もあります。台所道具や器など日々の暮らしを豊かに彩り、長く愛用できるものをご紹介しています。

 今回手がけたのは、佐賀・有田の深川製磁と共同開発した2種類の「ご飯茶碗」です。

「明治釉」と呼ばれる釉薬で実現する淡い青の色味と、故・深川篤氏による機能性とデザイン性を兼ね備えた2種類の形状で、ご飯をおいしくいただこうとの思いを込めました。

「明治釉」で再現される淡いブルー

提供:久原本家

 一番の特徴は、ほんのりと青みがかった色の「明治釉」を使っていることです。その名の通り明治時代に使われていた釉薬を再現したもので、深川製磁の自家調合です。透明感のある色みは、一般的な温度より50~100℃ほど高い約1,300℃の高温焼成を実現できる、深川製磁の高い技術力によります。

故・深川篤氏が手掛けた2つのデザイン

提供:久原本家

  今回採用した2種類の形状は、どちらも造形デザイナーの故・深川篤氏が手掛けた原型を使用しています。外側の厚みを削った「鎬(しのぎ)」は、凹凸部分に明治釉がたまり、清らかな淡い青色をいっそう楽しめます。

 ふっくらと安定感のある「羽反(はぞり)」は、内側に線を引いて凹凸をつけることで、ご飯粒がつきにくいという機能性も。深さがあるのでお茶漬けにもおすすめです。

深川製磁とは

提供:久原本家

 深川製磁は、明治27年(1894年)に設立され、生地づくりから焼成、絵付けまでの全工程を一貫して自社で行う世界でも希少な窯元です。宮内庁御用達、1900年のパリ万博で金牌受賞などの輝かしい歴史でも知られています。「茅乃舎ノ道具」シリーズでは、2022年に発売した「しのぎ深丼」に続く2回目の共同開発となります。

「茅乃舎別誂え 深川製磁製 飯茶碗 」

提供:久原本家

発売日:7月3日
価 格:各4,840円(税込)
販売店:久原本家 総本店(福岡)、茅乃舎 東京ミッドタウン店(東京)、茅乃舎 大丸心斎橋店(大阪)茅乃舎 西宮ガーデンズ店(兵庫)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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