「はかた地どり」の希少部位を絶妙の焼き加減で【焼鳥 雷鳥】

 博多っ子に親しまれ、観光客でもにぎわう櫛田神社(博多区上川端町)のそば、土居通り沿いに「焼鳥 雷鳥(サンダーバード)」(同)が2019年12月21日にオープンしました。隣の人気うどん店「あかちょこべ」の姉妹店です。

出典:ファンファン福岡
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人気うどん店「あかちょこべ」の姉妹店

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 「櫛田神社本殿にある風神が、あかちょこべ(あかんべえの博多弁)をしている姿がうどん店の名前の由来ですが、その風神の左側に雷神もいて、これらの神は対。あかちょこべの隣にオープンする店なので、名前を雷神からいただきました」とオーナーの井上裕之さんは説明してくれます。

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 もともと、井上さんはうどん店でブランド鶏の「はかた地どり」を使い、そのおいしさに可能性を感じていたと言います。「はかた地どりの生産者組合から新鮮で上質な鶏肉を直接入荷できることを生かした店作りができないか」と考えていたところ、福岡の有名焼鳥店で店長として長年腕を磨いてきた芝田りょうじさんと知り合い、意気投合して雷鳥の開店に話が進みました。「実は父親と井上さんが長年の友人関係で。だから井上さんは自分にとってもう一人のオヤジですね」と芝田さんは話します。

 この店の最大のポイントは「はかた地どり」の確かな味と、長年の経験で培った焼きの見極めです。焼鳥は約12種類あり、「四つ身」(税込み180円)や「豚バラ」(200円)などリーズナブルな定番の他に、注目してほしいのが鶏肉1羽から少量しかとれない希少部位の串です。

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 鶏の脇の下の部位で歯応えともうまみ味が格別な「鶏トロ」(220円)、ジューシーさに驚く横隔膜(おうかくまく)の「ハラミ」(同)、キモ(肝臓)やハツ(心臓)を結ぶ筋で1串分を確保するのに8、9羽の鶏が必要な超希少部位「つなぎ」(同)の3種類は本数限定なので、早い時間帯に行くのが狙い目です。

 特製のタレでいただく「つなぎ」は、ふわっとした歯ごたえの後、コリッシャキッという不思議な食感がクセになりそうです。  塩焼きの串は、2種類の塩と調味料をブレンドした特製の塩を振り、炭火でじっくり焼き上げます。「焼きは目で見るのではなく、音で聞き分けます。この肉はこの音が聞こえたらベスト、とそれぞれの肉質によって違うんですよ。うちはどの串もジューシーです」と芝田さんは胸を張ります。

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 そのおいしさに井上さんもうなったという「きも」(200円)は、下ごしらえから波打つような串の打ち方、焼きの時間など、芝田さんの経験を元に計算され尽くした1本。火は通っているのにレアで柔らかく濃厚な舌ざわりで、日本酒やワインがすすみそうです。

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 隣の「あかちょこべ」で自家製麺した胚芽入りの多加水麺を使い、「はかた地どりの水炊き」(1人前2,300円、注文は2人前から)に使われるスープでいただく「はかた地どり中華そば」(800円)や、刺し身など居酒屋メニューも豊富。もちろん「あかちょこべ」のうどんも楽しめます。

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 取材時はオープニングメニューでしたが、今後もっと品数を増やし、ランチ営業もしたいと考えているといいます。新鮮な「はかた地どり」をぞんぶんに楽しめそうですね。

DATA

座席…カウンター9席、テーブル20席 平均予算…4,000円 個室…なし

焼鳥 雷鳥(サンダーバード)

福岡市博多区冷泉町7-10 092-271-0150 18:00~25:00(L.O. 24:00) 日曜休(月曜祝日の場合は日曜営業、月曜休) インスタグラム @thunderbird1221

施設名:焼鳥 雷鳥
住所:福岡市博多区冷泉町7-10

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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