福岡市南区に住む猫が書くコラム「サ日記」。年齢不詳ながら、10歳は超えたと推定される熟年猫が、円熟味を増した視点で、日常を描きます。ついに五輪イヤーの2020年に突入しても、スタンスを変えず淡々と猫らしく生きております。
ありきたりだが、明けましておめでとうございます。 おれことサニも、めでたく年を越しました。 年賀状、ご希望いただいたみなさんには、出しましたぞ。万が一手違いで、届いてないという希望者がいたならば、下記にご連絡下さい。 → jun.kanekozuki@gmail.com 年賀状のハガキは全て使い切ったが、まだ郵便局には売ってますからニャ。
↑これが、おれの今年版の年賀状だ。 絵心を生かして、自分の姿を描いたぞ。去年のは近所の猫どもを一同に紹介したが、今回は、他猫は、おれの天敵ながら、クロだけ載せた。 気に食わないやつだが、おれの周辺では最も存在感を発揮してるからニャ。
おれから年賀状を出したところ、逆に年賀状をいただいた方々も何人かいらっしゃった。 宛名が「サニ」で届くとは、すごい。Jが、郵便受けにおれの名前ものせてくれてるからだろう。 この中に、1等の賞品が当たるハガキもあるかもしれん。もし、当たってもおれは報告せんぞ。妬まれたらいかんからニャ。
昨年の暮れも押し迫った明け方の4時頃、外の猫がニャアニャア鳴くので、頭に来たおれは、久々に脱走した。マヌケな飼い主がサッシを閉め忘れてたからニャ。 すぐに戻ってきたおれだが、それ以来どうも元気がなくなった。自分でもわからんが、なぜか寝てばかり居て一週間ほど過ごした。 飼い主どもが心配して、あれこれ心配して世話を焼いてくれたが、とくにどこか具合が悪いわけじゃない。 年末と年明けにイノマタ先生のとこに連れて行ってくれたら、安心してすっかり元気になったぞ。 ここ何日か大暴れして、以前のおれに戻ったと、一瞬喜ばれたかと思われたが、得意のジャマをし出したら、「ああ、この猫はうるさい」と言いやがる。現金なやつらだ。
新聞に乗るのと(載るではない)、テーブルの上に上がったりするのが、おれのじゃまパターン。 だが、最も嫌がられるのは、パソコンに上がり込むことだ。まあ、サ日記を書くという目的もあるのだが、キーボードにおれの毛が入り込んで、パソコンがダメになる、と恐れられてる。 前に使ってたパソコンが2、3年しか経ってないのに調子が悪くなったのも、おれのせいになってる気がする。 濡れ衣だ。
福岡三越では、誕生80周年ということで、「トムとジェリー展」をやってるらしい。Jによると、この漫画を発明したハンナとバーベラのコンビが作る作品が面白いとのことだ。 おれは、「ねずみを持って来ない猫」といわれ、馬鹿にされているが、外出もできないのだから、しょうがないじゃニャイか。
原画とかは撮影禁止だが、↑みたく新しく作った模型とは撮影OKだそうだ。 Jが撮った写真をいくつか紹介するぞ。
マヌケだニャア。トムは、こんな姿ばっかりだ。
さっき紹介した模型のもとになった作品映像もいくつか流れるから、昔見た人は懐かしいし、初めて見る人も何十年も前のアニメとは思えない面白さに驚くぞ。
中央区天神の福岡三越で来週13日(成人の日)までやってるから、興味ある人(猫やねずみも)は、見に行ったらいいぞ。
今年もおれの家の周りでは、様々な猫たちがあらわれ、おれの心をかき乱す。まめの野郎もツヤツヤして健在だ。
推定20歳以上の猫・しろさんも、相変わらずお元気だ。精悍ささえ感じさせる面構えは見習いたい。
飼い主が読んでる新聞の上は、不思議な心の安定を得られる。この日は、以前よくメールをもらってた糸島市在住の人の投書が載っていたぞ。
これ↑が猫好きがたまらなく可愛いと喜ぶ、香箱座り。おれは、あんましやんないので、貴重画像だ。
今年は、おれは11歳くらいになるそうだ。 落ち着いた風貌。俳優なら吉田鋼太郎的ポジションか。
では、今年初めのサ日記は、これでおしまい。 今年もよろしくニャ。