福岡市地下鉄箱崎九大前駅から徒歩約5分、佐賀県産ブランド和牛「伊万里牛」を使ったハンバーグとステーキが楽しめる「肉とワインのお店 はこざきランプ」(福岡市東区)を訪ねました。
温もりを感じるレトロなエジソン電球が、14席ほどのアットホームな雰囲気の店内を照らしています。「店名の“ランプ”はお肉の部位ではなく、この明かりのように箱崎を照らす場所でありたいという思いを込めています」とオーナーの丸岡秀樹さんは話します。
西戸崎(福岡市東区)で焼き肉店を営んでいた2008年ごろ、「(当時も現在も)生産数が少なく“幻の牛”と呼ばれる宮崎県産の尾崎牛を福岡市内で初めて提供した店だったんですよ」と振り返るように、ずっと良い肉を扱ってきたという自信をのぞかせます。 「焼肉とは違うスタイルで牛肉を楽しめる店を作りたくなって2016年にこの店をオープンさせました」。
開店当初はステーキに力を入れていましたが、「伊万里牛のハンバーグ」のおいしさが口コミで広がり、徐々にハンバーグのメニューが増えていったといいます。
「濃厚な風味が特徴の肩に近い部位をミンチにしています。肉の味わいを引き立てるよう、つなぎは最小限に」と丸岡さん。ちなみに、常にレシピを模索しながら少しずつ改良を重ねているとか。「今のハンバーグはオープン後から8代目のレシピ。もっともっとおいしくしますよ」と胸を張ります。
平日ランチの一番人気は、定番の伊万里牛ハンバーグにふわふわ卵を乗せ、濃厚なデミグラスソースをかけた「オムバーグ」(写真はMサイズ)。ご飯、サラダ、スープ付きで税込み1,550円です。 ナイフを入れると熱々のスキレット(鉄板)に肉汁がジュワッとあふれ、フルーティーな酸味が特徴的なデミグラスソースと混ざってコクのあるソースになります。ご飯がすすむおいしさです。
オムバーグの大きさは3種類から選べ、写真のMサイズ以外にSサイズ(130g、1,250円)とLサイズ(260g、2,050円)があります。
うま味たっぷりの肉汁が閉じ込められたハンバーグは、肉の品質だけでなく焼き方にも秘密があります。「肉にじっくりゆっくり火を通すため、特注した20mmの極厚鉄板で焼き上げています。だから表面はこんがり、中はふっくらジューシーなステーキやハンバーグに焼き上がるんです」と丸岡さん。ちなみに普通のお好み焼き店などは12mmくらいの鉄板を使っているというから、その厚さが分かります。
ランチは他に、おろし大根がたっぷりかかった「和風ハンバーグ」(Mサイズ1,800円)、伊万里牛のビーフシチューで煮込むぜいたくな「煮込みハンバーグ」(同1,950円)、濃厚チーズクリームソースの「白のオムバーグ」(同1,850円)など、多彩なハンバーグが楽しめます。 平日はこれらのハンバーグメニューとステーキセットのみですが、週末は「ロコモコランチ」(1,350円)や週末人気ナンバーワンの「ハラミステーキ丼」(並1,480円)などメニューの種類が増えるので、平日・週末それぞれ違う楽しみがありますね。
肉と合わせるお酒はやはりワインということで、酒販店のソムリエと相談した「これぞ」という相性のいいワインを常時15種類ほどそろえています。 牛肉の消費量の多い国で作られるワインはやはり肉料理と相性がいいらしく、南米のアルゼンチンやチリのワインもおすすめだそうです。グラスワイン(450円)やデキャンタ(約5杯分1,000円)もありますが、記念日などにはおすすめワインのボトル(3,500円~)を開けてみるのもいいですね。
1月から、お手頃価格の「国産牛のハンバーグ」(880円)が木曜限定のランチメニューに新しく加わりました。玉ネギのシャキシャキした食感が肉のうま味を際立たせています。
1個150gのちょっと大きめサイズで、ソースの味は週替わりの予定。数に限りがあるので木曜は早めの時間に足を運んでみてください。
肉とワインのお店 はこざきランプ
住所:福岡市東区箱崎2-12-15さかえビル1階 電話:092-292-6298 営業:平日11:30~L.O. 14:00、17:30~L.O. 21:00 土曜、祝日11:30~L.O. 14:30、17:30~L.O. 21:00 日曜11:30~L.O. 17:00 火曜休
施設名:はこざきランプ
住所:福岡県福岡市東区箱崎2-12-15さかえビル1F