【福砂屋 創業400年】実はアスリートの補食として好評。カステラ×スポーツ!<PR>

 カステラを製造する福砂屋は来年、創業400周年を迎えます。長い歴史の中で、贈答用としてのイメージが強いカステラ。実は以前からエネルギー補給源としてアスリートに支持されているそうです。“カステラ×スポーツ”の取り組みについて福砂屋取締役企画室室長の殿村祐美子さんと営業部部長の高谷和典さんに話を聞きました! 

目次

卵を割るところから全て手作業。職人の“手わざ”が生み出すカステラ

福砂屋赤坂店(福岡市中央区)に福砂屋の歴史が記されていました

―2024年に創業400年を迎えます。

殿村さん 1624年に長崎の地で創業しカステラ一本。来年が400年という大きな節目です。ポルトガル人から受け継がれた福砂屋独自の製法を今でもかたくなに守っています。「創業400年」というと、特に海外の関係者から驚きを持って受け取られます。

福砂屋取締役企画室室長の殿村祐美子さん(手前右)と営業部部長の高谷和典さん(同左)

―その伝統の製法とは。

殿村さん 卵を割るところから仕上げまで全て「手わざ」と呼ぶ手作業で作っています。その日の湿度、卵の温度など言葉では説明できないような職人の感覚が必要です。これまでその「手わざ」を続けてきましたが、これからは、時代の流れにあった、技術の継承について考えていかなければいけないタイミングにきていると思っています。

赤坂店には多彩なラインアップが並んでいます

―小箱入りの「フクサヤキューブ」といった商品が印象的です。

殿村さん 販売を開始したのは十数年前。核家族化が進む社会にあった商品をという思いで開発されたのが、フクサヤキューブカステラです。キューブカステラのパッケージデザインを変えることで、日本ならではの四季の移り変わりを表現したいという狙いもありました。

 福砂屋のカステラは、ずっと無添加や原材料にこだわっているために賞味期限が短く、それがデメリットといえる一方、一番の強みでもあると思っています。お子さんからお年寄りまで安心して食べていただけます。

東福岡高校ラグビー部にカステラを毎週、提供し続けて3年

職人の手作業で生み出され、厳しい品質管理を経て店頭に並びます

―アスリートのエネルギー補給“カステラ×スポーツ”発想のきっかけは。

殿村さん 10年以上前から有名なマラソンランナーたちがエネルギー補給にカステラを食べてくださっていました。知人のマウンテンバイク日本代表選手も遠征のたびにカステラを持っていくほど、エネルギー補給にいいんです。食物繊維が入っていないので消化しやすく、カロリーはしっかり取れます。

 アピールしたわけではないのですが、スポーツ選手がたびたび福砂屋のカステラを使ってくださっていることを耳にしていました。そのことをきっかけに“カステラ×スポーツ”の構想がスタートしました。せっかくなので、「次世代のアスリートに役立てたい」と考えるようになりました。約3年前から東福岡高校(福岡市博多区)のラグビー部にカステラを毎週届け、練習後に食べてもらう活動を続けています。加えて、年に1、2度、同校にスポーツ栄養士を呼んで、食事や補食についてのセミナーを開催しています。

―カステラの栄養価について聞きます。

殿村さん まず三大栄養素が含まれています。消化への影響が少なく吸収されやすいので、エネルギーに変わりやすい。胃腸に負担がかかりにくいと思います。さらに、小麦粉、卵、砂糖、水飴というシンプルな材料でできています。体が資本のアスリートだからこそ、自らの身になる食べ物の中に何が入っているかにこだわりが強いと思うんです。シンプルですが栄養価が高い福砂屋のカステラが補食としてぴったりなのではないかなと思っています。

 カステラが日本に渡ってきた当初は、主に医学に携わる人たちが食べていたといわれています。滋養強壮によい食べ物だったんですね。歴史的に見ても栄養価やパワーは今も昔も変わらないのではないでしょうか。昔の製法をずっと受け継いできているからこそだと自負しています。

「アスリートのエネルギー補給、情緒的サポートになれば」

ガラス張りでおしゃれな赤坂店。福岡市地下鉄赤坂駅のそばにあります

―東福岡高校ラグビー部員の反応はどうですか。

高谷さん きつい練習の後、ほっとひと息つける楽しみになっているようです。練習が終わると生徒たちが一斉に集まってきます。「余ってないですか」と聞きにくる子もいるほどです。「練習帰りに買い食いをしなくなった」「帰宅してちゃんと食事を取れるようになった」といった話を生徒から聞けてうれしかったですね。

殿村さん 高谷は毎週生徒たちと接しているので、親のような気持ちで試合を観戦しています。試合で東福岡が劣勢になると「見ていられなくなる」と言っていました(笑)。それだけ愛情を持ってカステラを届けています。親元から離れて生活している生徒もいるので、ほっとできるような瞬間を提供できれば。彼らにとってのエネルギー補給、情緒的なサポートになれば幸いです。そしてパフォーマンスの向上につながってくれたら喜ばしいことです。

 今年、全国高校ラグビー大会で東福岡高校が6大会ぶりに優勝し、生徒たちが弊社を表敬訪問してくれたんです。うれしかったですね。子どもたちからスポーツ業界を盛り上げていってほしいです。カステラがその一助になれるならば、400年の歴史の中で「おやつや贈り物」としてだけのカステラが新たな魅力を身にまとって世の中に出て行くことができると思っています。

―福砂屋社員の反応は。

高谷さん 東福岡高校にカステラの職人を連れて行き、選手たちの反応を実際に見てもらう機会をつくりました。職人はお客さんの顔を見る機会がなかなかないので、自分たちが一生懸命作ったカステラを喜んで食べている生徒の姿を見て、やる気が湧いたようです。「もっとおいしいものを提供したい」という声が上がっていました。

「世界水泳福岡2023」に協賛。「子どもの可能性を引き出せるようサポートしたい」

「世界水泳福岡2023」に協賛。大会をイメージしたパッケージのキューブカステラを出場選手や関係者に提供しました

―スポーツ界への関わりを今後も続けていきますか。

殿村さん スポーツの世界にカステラが有効であることのエビデンスが集まってきています。創業400年を迎えるにあたってカステラの新しい可能性をどう打ち出していこうかと考えていたとき、「世界水泳」が福岡で22年ぶりに開催されることを知りました。「世界水泳福岡2023」への協賛を通じて、世界のアスリートにカステラの強みや可能性をアピールする念願がかなったのではないかと思っています。

「世界水泳福岡2023」を会場で観戦した殿村さんは、「生で見る競泳は、すごい迫力で、とても素晴らしい経験でした」と話していました

―今後の展望を聞かせてください。

殿村さん 少子化が叫ばれている中で子どもの力、可能性を最大限に引き出せるような環境を大人、企業が与えていくべきだと考えています。送り出したいと思ういい環境があれば、「子どもを産もう」と思う人が増えていくかもしれません。「若い人たちが日本も世界も元気にしていってほしい!」という願いがあります。それをカステラがサポートできるような活動を、小さくても大きくてもいいのでずっと続けていきたいと思います。

福砂屋長崎本店(長崎市)

提供:福砂屋

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