家のパソコンで調べ物をしていると、時々Hなサイトの広告が入るように。「なんか最近、この手の広告がよく入ってくるな~。子どもが見たら困るな~ 」と、最初はその程度に思っていたのですが、ふと「誰かがHなサイトを見ているのでは?」と気になったのです。
Hなサイトを見ていたのは夫? それとも息子?!
誰がHなサイトを見ていたのか気になったので調べてみると… やはりインターネットの閲覧履歴がありました。
「もしかして夫が内緒で見てる?」。夫が帰ってきてから恐る恐る確認してみると、
「そんなの知らない。俺だったら履歴も消すわ」とあっさり返され、振り出しに。
そこで夫と一緒に確認すると、閲覧時刻は、夫が仕事で家にいない時というのが分かりました。
夫ではないということは… もしや息子? 息子は小学6年生で、同級生の中でも幼い方に見えていたので、そんなこと思いもしませんでした。
しかし、その時に頭をよぎったのが、先輩ママとの会話でした。
「息子が下着のカタログをじっと見てたから、隠したの。ちょっとびっくりしたわ」 その時は、へえ~と他人事として聞いていましたが、その先輩ママの息子が小学校高学年の頃でした。
まさか私の息子に限って… と思いながら、さらに2、3日様子を見ました。するとどうやら毎週木曜、下の子の習い事の送迎で私が家を空ける1時間ほどの間に見ているようです。
息子が見ていることが分かったからといって、どうしていいのかも分からず、私はドキマギしました。しかしこのまま放っておいたら、有害サイトにアクセスしたり、ウイルスや有料コンテンツに導かれたりしても困ります。 「なんとかしなくちゃ!」と夫に相談しました。
母には言われたくない? 男の子のデリケートな問題
話し合ったところ、夫の意見は
「母親には知られたくないし、言われたくないだろう。それは相当恥ずかしいから」。そこで、男同士で話をしてもらうことにしました。
夫は息子に、インターネットの情報は正しいものだけではなく、有料サイトへの誘導やトラブルに巻き込まれる可能性など、危険が潜んでいるということを伝えました。
Hな映像は男性の性的関心を引くために作られたものであって、実際の女性に対して意思を確認せずに同じようなことをしてはいけないという、性の話も忘れませんでした。
それからは、わが家のパソコンの閲覧履歴にHなサイトは出なくなりました。親と子のアカウントを分けてフィルタリングもかけたので、一安心です。
同級生のママ友にこの話をすると、やはりわが家だけではなかったようで、同じような悩みを抱えているママは多かったです。
「私の息子は勝手にパソコンを扱えないから大丈夫」と言っていたママ友が、後日子どもがHなサイトを見ているのを目撃してしまった… という話も聞きました。
子どもはいつまでも幼いままでなく、いつの間にか成長しているのです。これからも息子のデリケートな問題は、夫と共に解決したいと思いました。
(ファンファン福岡公式ライター/おきょうさん)