「女性と話す時には共感が大切」などといわれますよね。夫は、私が体調を崩すたびに「俺も…」と共感というか同調してきます。ずっと不快に思っていたのですが、あることを試したら、それがなくなったのです! 私がどう解決したのかお話しします。
なぜ具合が悪いと同調するの? 夫の発言に不信感
私は持病があり、時折体調を崩すことがあるのですが、どうしても体を動かせないくらいつらい時は
「ごめん。子どものことをお願いしてもいい?」と言って、夫に頼みます。
夫は子どもの面倒を見るものの、ほぼ毎回
「俺もちょっと具合悪いんだよね」と言いました。
私が風邪をひいた時は「うつしてしまったのかな?」と心配にもなります。けれど、私が首を変な方向にひねって苦しんでいる時に
「俺も何か首痛いかも」と言われると、「いやいや、さっきまで普通にしてたじゃん!」と心の中で叫び、「何で張り合うのかな?」と不思議でした。
「女性との会話では共感が大切」とよく聞くので、「少しズレてる気がするけれど、夫は実践しているのかもしれない」とも考えました。
しかしある日、私が夫の不調を心配すると、とてもうれしそうに見え、「これはむしろ…私に気を遣ってほしいのでは?」と気が付きました。
そこでその日から、私は過剰なほどに夫の体調を心配し、本当に具合が悪いのか確かめることにしたのです。
「“過剰な”心配作戦」で夫は白旗を!
夫が「風邪をひいたかも…」と言ったら、
「それは大変! 熱があるかもしれないよ」とすぐに体温を測りました。
「右腕が痛い…」と言ったら、
「右腕のどの辺り? どんなふうに痛いの?」と痛い所を強めに押し、仮病かどうか即座にチェックしました。 仕事を休ませて、病院で徹底的に検査したこともあります。
そして、問題ないことが分かったら
「おおかみ少年の話、知ってる?」とひとにらみ。いつもはへらへら笑っている夫も、まるで悪いことをして叱られた子どものように、しょんぼりしました。
この「“過剰な”心配作戦」が功を奏し、最近では、私が
「調子が悪い」と言っても
「俺も…」と猿芝居を打つことはなくなりました。以前と変わらず、子どもたちの世話もしっかりしてくれます。
もし同じ悩みを抱えている人がいたら、ぜひ試してみてはいかがでしょうか? 少し根気は必要ですが、気持ちが楽になりますよ。
(ファンファン福岡公式ライター/ぼたん)