【おとりよせ&ギフト】久留仁譲二おすすめ 「写真ケーキ」で超サプライズ演出

 みなさん、お元気に自宅に留まっておられますか?謎のアラカン男・ブロガーの久留仁譲二です。  前回は、八幡は黒崎の焼生ショコラを紹介しましたが、北九州のスイーツ連投で行きます。お取り寄せでもあり、大切な人への贈り物の話でもあります。  北九州市は戸畑にお店を構える「洋菓子のミロ」さん、「写真ケーキ 発祥のお店」です。  写真ケーキ、ご存知ない方は、本文をしっかりお読みください。  きっと読み終わった頃には、”脱・そんじょそこらの贈り物”を実践すべく、ご自宅からミロさんに発注してしまっていることでしょう。

出典:譲二

いきなりですが、「鬼滅の刃」という漫画が大はやりらしいですね。私は子どもの頃こそ「サイボーグ009」とか「ガッチャマン」などに熱中したものですが、アニメにうとくなって久しく、ガンダムもエヴァンゲリオンも素通りして生きてきました。しかし、私の周囲の人たちは、「鬼滅」に熱中していて、とくに作者が福岡県出身(?)ということで、太宰府天満宮が聖地になったりの情報をぼんやり耳にしてました。  さて、以上は今回のテーマではありません。今回紹介するお店でたまたま「鬼滅の刃」の画像をかたどったケーキを目にしたので、書きました。  写真でもアニメでも好きな画像を描いた「自分だけのデザインの」ケーキをオーダーで作ってくれるお店があるんです。

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 こちら、「写真ケーキ」を開発、初めて売り出したお店、「洋菓子のミロ(Miro)」です。  北九州市のJR戸畑駅から徒歩でも数分の便利な場所の目立つ場所にあります。

出典:譲二

 地元の方々に愛される老舗です。この置き看板は50周年を記念して作られたものでしょうか。

出典:譲二

 私の下手な写真、ブレていてすみません。お店の中に入ると、これが貼られています。半世紀を超え、既に4年が過ぎています。

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 お店の名前の由来がわかる絵も飾ってありますが、きょうの本題はそこではありません。  毎月150件から200件のお客様からの注文があるという、「写真ケーキ」に迫ることが目的です。

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 ミロのご当主(代表)の河野敏朗(かわのとしろう)さん(57)にお話をうかがいました。お店から歩いて数十歩の裏手にある工場でケーキづくりに日夜励まれます。「写真ケーキ」の生みの親。興味深いお話が聞けました。

出典:譲二

 お誕生日や結婚式、入学・卒業、還暦などさまざまなお祝いの機会があります。そこに、名前や年齢分のローソクを立ててプレゼントするケーキ、これは私の子どもの頃から定番です。それもありがたいことですが、河野さんは20年以上前、「例えば、贈られる人の写真をシルクスクリーンのように、ケーキの素材でかたどれないものか」と考えたのです。その発想のヒントは、当時年賀状などに多くの人が使いまくっていた「プリントごっこ」。パソコンやプリンターが一般にも普及し、写真がより身近なものになる中、河野さんにはアイデアがあり、ケーキづくりはプロであるものの、写真をそのまま成型する機械については素人、どうすることもできません(※なんか「激レアさん」みたいになってきました)。  ずっと考えていると、どこからか情報は入ってくるもので、県外の機械メーカーさんが同じことを考えて試行錯誤していることを人づてに知りました。河野さんは連絡を取り、写真ケーキを実現するための共同開発に取り組み始めました。

出典:譲二

 メーカーさんの試作品のモニターになる形での二人三脚での開発、スタートしたものの簡単には行きません。昨年亡くなられた敏朗さんのお父上で先代の美年(みとし)さんはすぐ見切りをつけ、「あきらめるよう」息子さんに言ったそうです。洋菓子店には他の仕事も沢山あり、当然とも言えます。  敏朗さんは、いったん開発を中止しました。しかし、完全にはあきらめることができず、本来の業務はきっっちりこなしながらも、再び写真ケーキ完成を模索し始めました。

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 そうして試行錯誤を繰り返しながら、不完全ながらも「写真ケーキ」一応の形が出来ました。出来栄えに満足はしていませんでしたが、この話をマスコミがどこからか聞きつけ、取材を申し込まれたそうです。  で、お昼のニュースで実演の運びとなりました。生中継です。  ところが・・・、  見事に失敗、機械から写真の型が出てこなかったのです。「心臓がバクバクしました」と、敏朗さん。  それはそうでしょう。生きた心地がしなかったことと思います。

 そんな苦い経験もしながら5年ほどああでもない、こうでもないと挑み続けた結果、ついに「写真ケーキ」、売れる商品として完成しました。  あらためて、取材で取り上げられ、珍しさ、意外さが受け、プレゼント用に大人気の商品となりました。ブームとしてはもう落ち着いているとのことですが、通販も始めたので、現在も月に150個から200個はコンスタントに注文があるそうです。  ケーキを贈られる主役の写真がメインですが、ペットなど動物、漫画のキャラクター、自分で描いた絵などバラエティーに富んだオーダーに対応します。

出典:譲二
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 上に、実際にオーダーをいただいて作ったケーキの見本画像を5例載せましたが、どうでしょう。自分がこんなプレゼントもらったら、すごくうれしいと思いませんか。  とくに、今はコロナウイルスの影響で苦しい思い、重い気分を抱えた人が多いでしょうから、身近な人からの心遣いが普段以上に喜ばれると思います。

洋菓子のミロ 通販公式サイト

↑ このブログを読んでいるほとんどの人が簡単には、戸畑のミロさんには行けないでしょうし、今は「外出自粛要請」の日々でもありますし、まずは、お店の公式サイトをご覧になり、通販で写真ケーキ注文してみて下さい。 「サプライズケーキおまかせください」と心強い言葉が目に飛び込みます。

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 ↑は、ご来店価格です。  来店が可能な方は、事前にメールやLINEで注文しておいて、さっと買って帰るのも良い段取りです。

 商品化以降、写真ケーキを作る技術は常に進化しています。今は、写真や絵のような平面だけでなく、立体に仕上げる注文にも対応できるんです。  デザインだけでなく肝心の味も甘いもの好きの久留仁が太鼓判を押します。  できる限り「安心・安全な国産の材料」を使うことを心がけている、とのこと。例えば、宮崎県の「高千穂バター」、鞍手郡・野上養鶏場の「味宝卵」などです。私の出身地・大分県の「みどり牛乳」を使ってるのもうれしく高得点です。

出典:譲二

実際のお店には、戸畑らしい銘菓もあります。ユネスコ無形文化遺産の「戸畑祇園大山笠」をかたどった容器におさまる「戸畑ヨイトサ」です。

出典:譲二

 ケーキだけではさみしい、と思った方には、ケーキに添えるブーケも置いてあります。

出典:譲二

 お店は、奥さんの河野美津子さんが守ります。店員さんと一緒に笑顔でお待ちされてますよ。 【お店情報】 洋菓子のミロ 〒804-0082 福岡県北九州市戸畑区新池1-9-2 電話 093(881)4658 営業時間 (月~土)10時~19時 (日・祝)10時~18時 定休日 水曜日(不定休)

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 ご覧のようにペイペイも使えます。  お近くの方は、気軽に立ち寄ってみて下さい。

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

米国の本家と同い年のシニアブロガー。毎晩長いときは30分に及ぶ歯磨きを欠かさない。最近覚えたメルカリへの出品にはまっている。
17年乗った作業用の軽トラックをカッコいいカーキ色の新車に買い替えた。

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