子どもを保育園に通わせている場合、園まで送り迎えをする必要があるので保護者と先生が会う回数も多いですが、幼稚園の場合、バス通園をしていると担任の先生と会う機会が少ないですよね。そんな時でも担任の先生と上手にコミュニケーションを取ると、子どもの様子がよく分かるようになります。現役幼稚園教諭のママが、先生とよりよい関係を作るためのポイントを紹介します。
連絡帳に書くのは“連絡”だけじゃなくてもいい?
あまり頻繁には使わないけれど、何かの際には連絡帳を連絡手段として用いる幼稚園も多いと思います。
例えば、登園手段の変更(バスを使わない)など。または鼻水が出ている、薬をのんでいる、病院に行ったなど体調面の報告。もしくは友達の物を間違えて持ち帰った、提出物を忘れたといった伝達です。
そんな中、たまに長文が書かれていることがあります。大切な意見や要望のこともありますし、時にはうれしくなるような文章に出合うこともあります。
「子どもが幼稚園に通うようになってこう成長した」
「自宅でこんなことがあって子どもの成長を感じた」といった内容です。
保護者が幼稚園でのわが子の様子を心配するように、幼稚園の先生もまた、子どもたちが家庭でどう過ごしているのかを気にしています。 幼稚園では引っ込み思案でなかなか言葉が出ない男の子が、家では幼稚園ごっこをして大きな声で歌を歌ったり、園で習ったダンスを披露したりしている。そんな様子が連絡帳に書いてあると、それはうれしいものです。そして、その話を子どもにすることができます。
「おうちでダンスしてくれてるんだってね。先生うれしいよ!」と伝えることができます。そうすると、その子は
「フフフッ」と笑顔になったりします。
連絡帳の内容にヒントを得て、子どもとのコミュニケーションをさらによいものにすることができるのです。
連絡帳をあまり使っていないという人は、家庭での様子を書いてみるといいかもしれません。幼稚園では見られない姿が分かると、先生もきっとうれしいはずです。
意見や要望、相談は電話や直接会っての方がベター
幼稚園では、連絡帳は子どもを通して受け渡しされます。バスに添乗している先生に渡す場合などもあります。そんな中、たまにではありますが、連絡帳の受け渡しミスが起こることがあります。
子どもが友達の連絡帳を持ち帰ってしまった、またその逆。あまり親しくない先生が受け渡ししたので間違えて渡したなどです。
そうした時に、子どもに関する相談事や先生とのやり取りなどが書いてあると、その内容を第三者に見られてしまう可能性があり、トラブルの元にもなりかねません。園への意見や要望、相談事などは、保育時間外に直接電話をして問い合わせた方がいいのではと考えます。
私の場合、幼稚園勤めの経験から、自分の子どもの相談事は保育が終わった時間を見計らって直接電話をするか、迎えに行った時に話をするようにしていました。
幼稚園の先生と上手にコミュニケーションを取りながら、子どもにとってよりよい環境を見つけられたらいいですね!
(ファンファン福岡公式ライター/nanako)