下町の情緒が残る博多区の路地裏で、厳選したワインを楽しめる古民家バー。
古民家が持つ木の温かみからか、まるで実家に帰ってきたような懐かしさを感じる店内。1階は1人でも利用しやすいカウンター席、2階はカリモクの家具を使ったソファ席で、どこかレトロで落ち着く雰囲気が演出されています。 キッチンを切り盛りするのは女性シェフ。ひとり飲みを楽しむ女性客とカウンター越しに女子トークが弾むこともあるといいます。ふわふわ座面のハイチェアが座りやすくて疲れにくく、さり気ないけれどうれしいポイントです。
「暖かい雰囲気を保つために照明は蛍光灯を使わずなるべく暗めに。テーブルにはアルコールランプを灯しています。その炎を眺めながら、ゆったり過ごされる方もいらっしゃいます」とマネジャーの齋藤功さんは話します。
ワインは、自然派ワインの品ぞろえで知られる酒販店「とどろき酒店」が厳選したイタリア、スペインをはじめとしたヨーロッパ各地10カ国以上の15種類前後が楽しめます。 なるべく無農薬、減農薬で作られた品を選んでいるそうで、一番人気はイタリア・トスカーナ産の「キャンティ」(税込みグラス880円、ボトル4,950円)。サンジョベーゼ品種のブドウで「バランスがよく、食事に合わせやすい飲みやすさが特徴です。1杯目に赤ワインを、という方には必ずすすめています」と齋藤さん。
この日は「ワインに合う前菜をどうぞ」と、グランドメニューにない「前菜の盛り合わせ」をシェフが出してくれました。
左からピスタチオ豆腐、チキンレバーパテ、生ハム、フォアグラマカロン、ポテトカンパーニュにキャロットラペなどが盛り合わせてあり、「少しずついろいろ食べたい女性向けの裏メニューです」と教えてくれました。このラインアップで破格の880円は絶対にお得! 日によって使う素材や料理、値段も変わるお任せなので、注文前に内容を尋ねてみてください。 ほかに、この季節は「和牛もつとごぼうとキャベツの博多ぐつぐつ煮」(935円)など、福岡らしさのあるアツアツ系メニューも豊富に用意されています。
ワイン以外のお酒もどうぞ。女性向けで人気の「フルーツサワー」(880円~)は旬のくだものを入れて作り、この時期はいちごがメイン。甘酸っぱくて飲みやすく、その見た目のかわいさについつい量が進んでしまいそうです。 9月から、毎週日曜に1階カウンターの椅子を片付けて、立ち飲み営業をしています。チケット2枚(1,000円)でドリンクまたはフードと交換できるチケット制で、通常メニューにはない沖縄料理などが楽しめるのも評判です。 店の前の路地を通る人には必ず「こんばんは」と声を掛けるという齋藤さん。「来店されるお客さまでなくても必ず。声を掛けることで生まれるコミュニケーションを大事にしています。真冬でもドアをオープンにしたまま。暖房でカバーしますので、安心してカウンター席を楽しんでください」と笑います。
居心地のいい時間を過ごしに、博多の路地を訪れてみませんか。
ロジウラ古民家ワインバー Libre
住所:福岡市博多区綱場町5-5 電話:092-292-8899 営業:18:00~26:00(食事L.O.25:00、ドリンクL.O.26:00) 不定休 ※年末年始は12月31日(火)~1月4日(土)休
施設名:Libre (リブレ)
住所:福岡県福岡市博多区綱場町5-5 Libre
営業時間:18:00位~翌3:00過ぎ
(おおよそです。)たまに朝まで。(ご予約で17:00~OPENも可能です。)
日曜営業
定休日:不定休
平均予算:¥3,000~¥3,999
アクセス:福岡市営地下鉄空港線中洲川端駅 7番出口から徒歩3分福岡市営地下鉄箱崎線呉服町駅から徒歩3分西鉄バス停留所土居町より徒歩1分冷泉公園より徒歩3分チョコレートショップさんの斜め前 呉服町駅から189m