たまった疲れや筋肉痛に『ウィンターグリーン』の香り~緑のアロマ部屋vol.37

こんにちは。看護師・アロマセラピスト 緑です。 お盆も過ぎ、時折涼しい風も吹く今日この頃。 みなさまいかがお過ごしでしょうか?

私はまあいろいろあった?夏でした。。(ちょっと遠い目…) というわけで、 今回は個人的にとてもお世話になった精油をご紹介させていただきます。 ウィンターグリーン。 聞いたことがありますでしょうか? わりとかなりマイナーな精油です(笑)

出典:ファンファン福岡

ツツジ科の植物で、常緑低木の赤い可愛らしい実をつけるのが特徴。 主にカナダや中国で生産されています。別名「チェッカーベリー」とも言います。 こんなにかわいらしいのに、香りはなかなか強烈です。

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通常、精油は多種多様な成分を含んでいるのですが、ウィンターグリーンは主成分のサリチル酸メチルが、なんと約98%!これはとてもめずらしいのです。

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サリチル酸メチルは、鎮痛・鎮痙・抗炎症作用などに優れており、筋肉痛や関節炎、リウマチ痛に有効と言われています。 肩こり、ギックリ腰はもちろん、リンパのうっ滞除去にも優れているのでむくみにも効果的。 工業薬品として科学的に合成されたサリチル酸メチルが、一般的な湿布に配合されています。 湿布の他に、歯みがき粉や飴・ガムなどのフレーバーにも使われています。   アメリカのインディアンは重労働や長距離間を走る時に、肺活量を高めるためにこの葉を噛んでいたそうです。 サリチル酸メチルは、皮膚に塗布し吸収されると15分後には尿として検出されたデータもあるそうです。 アスリートやスポーツをされる方の運動後のケアにおすすめなのですが、刺激が強いため、他の精油に比べて注意が必要です。   【注意事項】サリチル酸メチルは非常に強い成分で、刺激性があります。 信頼できるメーカーの高品質のオイルを使用し、パッチテストを必ず行ってください。   【使用を避けたほうがいい方】 妊娠中の方 抗凝固剤を使用されている方 アスピリンアレルギーの方 スポーツ選手の方は、ドーピング物質に指定されていないか確認されて下さい。

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ウィンターグリーンにまつわるちょっとお恥ずかしい個人的エピソードを。 つい先日、仕事中に思いっきり転んでしまいまして。 大きな音を立てたので、スタッフたちが「車椅子!」「血圧計いる!?」などと集まってきてくれました。 「あー、病院ってすごい。」と思わず感動してしまいました。 後頭部~頚部に強い痛みがあり、念のため整形外科を受診。 幸い、レントゲンで異常もなく湿布だけ処方されました。 偶然ですが、転倒の一部始終が監視カメラにばっちりと納められていたのです。 再生してみると、あれだけ心配してくれたスタッフ一同が大爆笑。 「池田さん、華麗なるスライディングやね!」と絶賛されました。 繰り返し再生され、笑いすぎて涙目になるスタッフもおりました。。 あとはYouTubeに流されないことを祈ってます。 ともあれ、あちこちに軽いむちうちのような症状があるものの、どうにか大丈夫そう。 お母さん、丈夫に産んでくれてありがとう~! と思ったのですが…   今度はその翌日、ギックリ腰に(T_T) 泣きそうになりました。 いや、正直情けなくて、ちょっと涙が出ちゃいました。 神経痛のような痛みが続き、ものすこぐひさしぶりに湿布を貼ってみたら、皮膚がかぶれてしまいました。。 ちゃんと早めに張り替えて、少しずらしてみたり、日に当てないよう気をつけていたのに。 もうこれは安静しかない!と、家にいる時は、衰弱した動物が体力を温存するかのようにじっとしておりました。

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そんなかわいそうな?私に、救世主が!! アロマセラピスト仲間が、ウィンターグリーンの精油をプレゼントしてくれたのです。   まさに、今の私にぴったりな。 もろ湿布!な匂い~。でも癖になる感じ。 最近の湿布はほぼ無臭のものが多く、それはそれで便利ですが、懐かしいこの匂い。 もうこれだけで効きそうな気がします(笑)   さっそくお風呂上がりに、ホホバオイルで1%濃度に希釈して、腰周囲に塗り塗り~。 長時間貼る湿布よりも、私にはあっているようです。   そんなことを続けるうちに、 時間と安静と、ウィンターグリーンのおかげで、完全復活できました! あー。回復できて本当によかったです。

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みなさまも、己に過信しすぎず?、心身を労ってくださいね。 そして万が一、私みたいな目にあわれた時は、ウィンターグリーンをお試しあれ! 注意事項さえ守れば、役立ってくれるはず。 ちなみに、クナイプのバスソルトにウィンターグリーン&ワコルダー(ジュニパー)がありました。

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いい感じに香りが再現されていると思います。 それではまた次回元気に。 (ウィンターグリーンを使用する際は、注意事項を必ずご確認くださいね。)  

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