コーヒーの香り~緑のアロマ部屋vol.42

こんにちは。看護師・アロマセラピスト 緑です。 朝起きると肌寒くて、着るものに悩む今日この頃。。 朝の電車内では、学生さんたちが試験も終わったようで、教科書ではない本を読んでいます。 引き続き、読書の秋ですねー。

出典:ファンファン福岡

この場合、おともの飲み物はコーヒー派が多いのでは? 勉強する時も眠気覚ましといえばコーヒー。 あまり飲まないけど、香りは好き!という方もいらっしゃるかと。

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コーヒーに、ココナッツオイルを入れて飲むダイエット方法も、ちょっと話題になりましたね。 ちなみに、クリーマーなどでしっかり混ぜて乳化させる。 糖質と一緒に摂らない。 というのがポイントらしいです。 この場合、ココナッツオイルの香りに軍配が上がりますが(笑)   ともあれコーヒー。 実は、精油があるんです! 希少価値が高くて、取り扱っているメーカーは少ないのですが。 ずっと気になっていたので、取り寄せてみました。

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どれどれ…。おお、コーヒー色をしてます。 匂いは…あ、コーヒー!! 淹れたてというよりは、豆そのものの香りのような。 アラビカコーヒーノキと呼ばれるアカネ科の植物から採れるそうです。 アラビカコーヒーは、コーヒーの木の中でも初期から栽培されていた品種。 また、世界で生産されているコーヒーの70%はこの種からなると言われています。 ご存知の通り、コーヒーにはカフェインが含まれています。 快い刺激と興奮作用をもたらし、疲労回復や覚醒が促されます。 古くはイスラムの僧院で睡魔撃退、強精薬的にも利用されていたそうです。

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コーヒーの香りを嗅ぐと、脳にアルファ波が生じ、リラックス効果があることが分かっています。 また、脳の働きをよくし、頭の回転を活性化させるという実験結果もでているそうです。 勉強中やデスクワークに向いてるわけですね。 摂りすぎはよくないでしょうけど。

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コーヒーのお線香!

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こちらは勇気がなくて?まだ試しておりません。。 でもコーヒー好きには、匂いだけなんて拷問?? やっぱり淹れたてのコーヒーの方が喜ばれそうですねー(笑) 病院でのコーヒーといえば、思い出す患者さんがいます。 朝のコーヒーを習慣にされていたAさん。 散歩がてら、毎朝売店までコーヒーを買いに行かれていました。 そのうち、車いすでお供し、季節が変わる頃には看護師が買いに行くようになりました。 徐々に食欲がなくなり、眠っている時間が長くなったAさん。 時折、思い出したかのように「コーヒーをお願い」と言われました。 コーヒーの匂いが病棟に香ると、「ああ、今日はコーヒーが飲めるんだ」とみんなでホッとしました。 Aさんとお別れした後、しばらく スタッフの休憩室でコーヒーを淹れると、みんなAさんのことを思い出しているようでした。

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今でも時々コーヒーの話になると、Aさんの名前が出てきます。 緩和ケア病棟の休憩室にあるコーヒーメーカーは、ある退職した看護師が寄贈してくれたものです。 彼女は、体調不良のため、大好きな看護師を辞めることになりました。 最後のあいさつの時に、こう言っていました。 「もっともっと看護師として働きたかった。仕事ができることは喜びです。どうかそれを忘れないで。」 働きたいのに働けない、 食べたいのに食べられない、 生きたいのに生きられない。 そういう思いをされている方々がいます。 いま私のできること。 やるべきことを考えて、いろんなことに感謝し、返していけたらと思っています。

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少し前から、緩和ケア病棟内で、週に1回ボランティアの方々が喫茶室をオープンしてくれるようになりました。 患者さん・ご家族にコーヒーや抹茶をたててくれます。 どうやら先生もお呼ばれしているようです(笑)   どうかみなさんが、ほっとひと息つけますように。  

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